GW真っ盛りの茨城県田舎村。しかし、我が家の周りを見渡しても、青空に泳ぐ鯉のぼりの姿はまったく見当たりません。
それもそのはず。この地域も少子化の波に飲み込まれ、町村合併によって行政区域は広がったものの、すべての小学校1年生を合わせても100名程度とか(真偽のほどは定かではありませんが)。
ン十年前、自分が入学した小学校だけでも、50人学級が3クラスほどあったものですが……時代の変化を思うと、なんとも寂しい気がします。
そんなことを考えながら地域のイベント情報を眺めていたところ、かつてこの辺りにいたであろう鯉のぼりたちは、どうやら一か所に集結しているようです。
車で1時間ほどの県北の観光地「竜神大橋」で、”竜神峡鯉のぼりまつり”が開催されていました。
約1000匹の鯉のぼりが谷間を泳ぐという情報ですが、まさかこれが鯉のぼりが消えた原因(冗談です)ではないでしょうけれど。
さて、玄関に飾ってあるウェルカム色紙の”鯉のぼり”、次は何にしましょうか。
はい、ご心配なく。ちゃんと準備してあります。
端午の節句と同時期といえば、八十八夜。今年の八十八夜は5月1日だそうです。
八十八夜といえば茶摘み。そこで、今回の模写修行の題材は茶摘み風景に決定。
お手本は、ネットで見つけた「なつかしい日本の情景・たけなかアトリエ」の作品「茶摘み」。
作者は「Takenaka Toshihiro様」。
Takenaka様、模写修行のために、お手本として学ばせていただきました。ありがとうございました。
添付の模写絵でひとまず形にはしましたが、どうにも納得のいかない仕上がりになってしまいました。特に遠景の山並み。手本では墨絵なのですが、自分の知識ではデジタルペンをうまく扱えず、ただの色埋めのようになってしまいました。
というか、自分は“アニメ塗り”しか経験がなかったことに気づかされました。
水彩画や油絵など、気に入った絵を模写して部屋に飾りたいという思いは、以前から潜在的にあったはず。それが今、具体的な壁として目の前に立ちはだかっているのですね。
とりあえず、水彩画の特徴である「色の滲み」「カスレ」「ボケ」「混色(筆の芯に前の色が残り、かすれた頃に出る色変わり)」「乾燥具合による微細なグラデーション」「絵の具液の縁に生じる色相の変化」などを、デジタルで再現するにはどうすればいいのでしょうか?
まったくもって見当がつきません。
うーむ、うーむ、うーむ……
せっかく芽生えた志、このまま挫折してしまうのでしょうか?
しばらく悩んでみることにします……
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