こんなことってあるんでしょうか、今まで50とン年も意識なんぞしなくたって当たり前のようにできていたバックでの車庫入れができなくなっちゃいました。

自慢にゃならないかもしれませんが、あたしゃ16の歳から四ツ車を運転しているんですよ(当時は満16歳で軽4輪の免許がとれた)。

乗り換えた車の車体が大きくなったとでもいうなら言い訳にでもなるでしょうが、逆に乗り換えた車は小さくなったのにですよ。

どういう症状が出ているのか説明すると、病院の駐車場などで左の駐車スペースに直角にハンドルを切って、バックで駐車する時です。

(もちろん、車の全長が短くなり、最小回転半径も小さくなったことは承知していますが)自車の左後部が既に左に停めてある車の前部目掛けて突っ込んでいくのです。

今まで意識なんぞしなくても一発で車庫入れできてたので、勘を修正したくてもどこに目印を付ければいいのか勘所が分かりません。

おまけに、自車の最後部が駐車枠白線に対してどこにあるのか分かりません。

駐車枠白線は、シフトをリバースに入れればバックモニターに映りますけど、確認したいたびにシフトを入れなおすのもねえ・・・

30有余年、ワンボックス車、バックドアには天井ミラー付きの同じ大きさの車を乗り続けた後遺症が出てしまいました。

これは、年齢からして容易に矯正できそうもありませんぞ。急いでみっちり訓練しなおさなければなりません。

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購入したサブミラー


ちょっと嫌らしいことに、今度の車は周囲のウインドウの下枠の位置が高く、さらにサイドミラーに写る上下の視界が狭いような気もして、なんだか見晴らしが悪いような感じがするんですよねえ(今までの車が見晴らしが良すぎて、今度のが普通なのかもしれませんけど)。

昔の兵隊さんなら、軍服(車)に体を合わせろ といわれるのでしょうけど、今の時代ですから何か便利なグッズを探して運転しやすくしましょうよ。

ネット検索してみたら、1K円ぐらいのサブミラーなる小さい鏡を見つけたので、これを購入して左のサイドミラーの下端に貼り付けてみました。

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サイドミラーの映像


この車の左サイドミラーにはプリズムミラーが下部に付加されていて、前輪から助手席ドアの下部あたりが写るようになっています。

サブミラーはその左に、後輪が写る角度にして取り付け(台座を両面テープで貼り付け)ました。

前輪、後輪のタイヤから10cmぐらい離して軍手を置いてみましたが、お分かりになるでしょうか。

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車外の光景


サイドミラーに写っている光景を車外から見るとこんな感じ。写真の右側に写っている車輪が後輪です。

実は、駐車エリアに向けて斜め45度ぐらいの角度でバック進入し、後輪の位置に出入り口の白線端が見えたあたりで、ハンドルを目一杯切り込めばうまい具合に車庫入れ完了するのではとイメージして、サブミラーを取り付けたのですけどねえ。

試してみたら、斜め45度進入ではさらに自車の姿勢が円弧を描くため、右後輪が隣の駐車エリアまで侵入してしまいました。

うーん、まだまだ微調整が必要ですね。今まで不自由なく車庫入れ出来ていたので、人間のカン(勘)ピューターって、優秀なんですねえ、すごいですねえ!

何気なく処理していた作業を意識化する方が、よっぽど難しいぞ。

ところで、サブミラーは何も車庫入れだけのために付けたわけではありませんよ。

過去に左後輪で縁石巻き込みをやらかし、車体と一体化したドロ除けを破損した苦い経験があります。

また、我が家の墓(お寺ではなく、地域の墓地)参りをする際、なるべく墓地近くまで車で乗り付けようとすると、タイヤ幅分ぐらいの誤差しか許されない直角T字路があります。

もちろん、脱輪すれば愛車は「カメさん」状態になり、下は田んぼですからジャッキすら掛けることができません。

まあ、こういう場面を連想した時、後輪付近の状況を運転席から確認できるのは便利かなと目論んだ次第です。

最後に、今回のネット検索においてちょっと勉強したことがあるので、ついでに書いておきます。

皆さんは、縦列駐車や車庫入れの際どのようなハンドル操作をしているのでしょうか?

私が自動車教習所で教わったのは、タイヤが回転していない状態でハンドルを回して(据え切りと言ったかな)はいけません。ステリング機構の故障やタイヤが異常損耗したりします と教えられました。

もっとも、当時はパワーステアリングなんてものはなく、据え切り自体重労働?でしたけど。

今、(自動車学校ではどう教えているか知りませんが)ユーチューブなど見ると、この位置関係になったらハンドルを目一杯切りなさい(据え切り)などと説明した動画が検索にヒットするんですねえ。

ステアリング機構もタイヤも消耗品でしょ と割り切っているんでしょうかねえ。

もう一つ。

今回乗り換えた車はハイブリッド車なのですが、これのブレーキのかけ方がビックリものでした。

ブレーキといえば、車輪の回転を摩擦で止めるので当然摩擦熱が発生する。フェード現象を起こしてブレーキが利かなくなるので、極力連続使用は避けなさい と教わりました。

ですから、今まで断続的にブレーキを踏んだり、エンジンブレーキを併用したりして運転してきました。

また、断続ブレーキは、後続車に減速の注意を促す意味でも有効と教えられましたしね。

ところが、電気自動車やハイブリッド車のエコ運転を追求していくと、この運転法が変わるんだそうです。

エコ運転では、車が減速することによって捨てるエネルギーを回生ブレーキを使い、つまりモーターを発電機として機能させバッテリーに充電するという仕組みになっていることは分かります。

で、それをどうやっているか、いままでのブレーキとはどう違うのか ということですね。

ドライバーが速度を落とそうとフットブレーキを踏むと、車載コンピュータはまずモーターを発電機として使い、発電電力をバッテリーに蓄えます。すると発電機が仕事をした分車速が遅くなります。

とは言っても、発電機にも能力があるので、ドライバーが強くブレーキを踏めば発電機による仕事だけでは車を止めきれません。

その止めきれない分のエネルギーを、コンピュータは従来のディスクブレーキをも使い摩擦熱にして捨てるんだそうです。

ですから、いくらドライバーがフットブレーキを多用しても、発電機の能力内でブレーキを掛ける限りはブレーキパッドも減らないし、アルミホイールが鉄粉で汚れることもないんだそうです。

ということはですよ、バッテリーへの充電を考えれば、エンジンブレーキは使わずに、発電機が発電できる範囲に収めた強さのブレーキをできるだけ長時間、頻繁に作動させる運転法がお財布に優しいということではありませんか。

どうりで、最近は前車との距離をとり、ブレーキベタ踏みの車が増えてきたなあと感じられるわけだ と納得。

まあ、この辺の説明を記述している執筆者様も、自分一人がエコよがりしないで周囲のドライバーの迷惑にならないように注意して運転しましょうと呼びかけてますけどね。

昭和40年代に免許取得したガラパゴスドライバーのジサマにとっては、まさに浦島太郎になった気分の昨今です。

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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