ずいぶん暖かくなってきました。一週間休んだのでまた頑張りましょう。

ちぐら作りも順調に進み、前回は入り口底辺の飾り編みを終えて、巻き上げ編みを3目進めた所で終わりました。

今回は、”猫ちぐらを作ろう(6):入り口底辺の飾り編み 編”の続きとなります。

ちぐら入り口の左右は芯ワラをアルファベットのU字形に曲げて編みますが、U字の芯の部分には芯ワラが見えないよう一本のワラを巻いて化粧します。

とりあえずは、前回の続きとして入り口底辺の飾り編みを始めたあたりまで、巻き上げ編みを続けて下さい。

<入り口開口部の胴編み>

photo37-38

写真37と写真38


(37) 写真37が飾り編みを始めた2目手前。U字形に折り返すため、芯ワラへの負担を軽くするよう芯ワラに霧を吹いて湿らせる。

(38) そして、芯ワラを軽く折り返して折グセをつけておく(写真38)。

photo39-40

写真39と写真40


(39) 芯ワラの下側に素性の良さげな(きれいで丈夫そうな)ワラを2、3本(写真39)差込み(化粧編みに使う)、飾り編みを始めた目まで巻き上げ編みを進める。

(40) 化粧ワラ1本を横に引き出し、写真40のように、芯ワラの根元からきれいに巻いていく。U字部の長さは10cmぐらいかと思うが、1本のワラで巻き足りなければ、さらにもう1本引き出して巻いていく。

photo41-42

写真41と写真42


(41) 芯ワラを折り返し、今度は左方向に巻き上げ編みを続けていく(写真41)。

(42) 右方向に巻き上げ編みをする時と異なる点は、差しワラを撚る時に左撚り(反時計回り)にする点にある。そのため、差しワラを交差させる向きが逆になる点に注意(写真42参照)。

photo43-44

写真43と写真44


(43) 左方向に巻き上げ編みを続け、飾り編みの終わり目付近に近づいたら、どこで巻き上げ編みを終わりにするか判断しなければならない。当然、計画した入り口幅に収まる点で終わりにするわけであるが、そのためには写真43のように芯ワラを軽く折って寸法を測り、見当をつければよい。
あとは、先に作ったU字部と同様に作業すればよい。

** 巻き上げ編みを終わりにする目が、既に飾り編みをしている目でもかまいません。飾り編みがないものとして、巻き上げ編みをかぶせて編んでOKです。

(44) 写真44が編みあがった一段目左右のU字部。

photo45-46

写真45と写真46


(45) 二段目、三段目と、同様に編み進めた姿が写真45。

** 四段目も編むか悩んだのですが、四段目を編むと入り口形状が正方形に近くなるのでやめました。
全体での高さを見ると、U字部と巻き上げ編みを進めた部分との高さに違いが出る場合があります。U字部の終わりで芯ワラを削いだり、逆に芯ワラの下に差込みワラを入れたりして、高さ調整しながら編む方法がありますが省略。。

<入り口上辺の編み方>

(46) 右方向に編んできて、これ以上巻き上げ編みが出来なくなった状態が写真46。

photo47-48

写真47と写真48


(47) ここから先は、目の幅分隙間をあけながら写真47のように芯ワラだけを撚り縛りしていく。撚り縛りの長さが入り口底辺の長さと等しくなったら、三段目右側のU字部芯ワラと合流して今まで通りの巻き上げ編みを続ける。

(48) そのまま一周して、撚り縛りを始めた位置に戻って来た姿が写真48。

photo49-50

写真49と写真50


(49) ここから先の撚り縛りの部分は、写真49のように差入れ針を使わない巻き上げ編み。

(50) 差入れ針を使う通常の巻き上げ編みに戻り、ちょうど入り口の反対側に達したあたりからちぐらの天井(ドーム形)を作る編み方に変える。
芯ワラを前の周の真上に載せ垂直に重ねていくのではなく、少しずつ内側に寄せ(写真50の赤矢印)胴の直径が小さくなるように巻き上げ編みしていく。

はい、今回は、この辺で区切りと致します。

<次の記事は、猫ちぐらを作ろう(8):天井編み、仕上げ編み編 です。クリックしてください>
(まだ未執筆です)

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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