今日もPhotoshopネタをば。ハードディスクの中身点検をしている話は前回書いた通りです。
ハードディスク漁りをしていて次に見つけたファイルは、毎回ドキッとするような鮮やかな写真をアップしていた(現在でもそうですけど)ブログ先輩の記事です。
HDR写真の迫力に取りつかれ、写真を始めた時分は、勉強になりそうな記事は何でも保管し、後でゆっくり試してみようとハードディスク内に教材ファイルを積み上げていた時代でした。
しかし、その意気込みはいつの間にか忘れ、積んだ資料はほとんど日の目を見ることなく時間だけが過ぎ去り、今日現在に至ってしまったという状況ですね。情けない!
見つけたのは、熊本城写真の背景になっている平坦な青空を、モクモク雲の迫力ある空に変えてみようという加工記事です。
<参照記事>
記事名:特殊ペーストでもくもく雲に替えてみる
(Tomo様、ノーハウ伝授ありがとうございます)
なんといっても、新規ビート機(BTOパソコン)が絶好調ですから、オーナーとしてもテンション全開。 さっそくトライしてみましたぞ。
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教科書記事に沿って実際にPhotoshopを使い作業トレースするには、モクモク雲の写った写真と空のある風景のような写真が必要になりますが、これはハードディスクの中から適当に見つけてきました。
雲が写った稲刈り直前の田んぼの写真と、曇り空背景の砂利選別作業場の写真です。
それほど違和感なく合成写真が作れそうな2枚を、そして2枚の写真サイズが同じぐらいのものを選びました。
はい、仕上がりは上の通りですが、出来栄えはいかがでしょうか?
ふーん、砂利選別作業場が被写体なのね、なんて冷めた目で見ないでくださいよ。
たまたま良さげな写真が見つからないので選んだだけですから、お子さんがおいでなら運動会写真や遠足写真だと想像して眺めてみてください。
または、好きな観光地を旅した写真を想像してもらってもいいですね。
どうですか、なかなか使い道のあるテクニックじゃないでしょうか。お気に入りの被写体にお気に入りの青空が写るなんて幸運な写真はめったに撮れるもんじゃありません。
それならPhotoshopでラッキーな写真に仕上げ、額に入れってリビングに飾りましょ!
実際にやってみて、記事通りの手順を試す限りにおいては、それほど深刻に悩む部分はなかったです。
もっとも、今まで1,2度しか操作したことのなかった「色域指定」の使い方はネットで軽く調べましたけど。
主要手順を紹介しますと、
●まずは、田んぼの写真と作業場の写真をPhotoshopに読み込みます。
●先に作業場写真をアクティブにして、メニュー:選択範囲/色域指定とクリックして曇り空の領域を選択します。OKして通常画面に戻ります。
●すると曇り空の境界にチカチカマークが出現し、選択範囲が表示されているはずです。しかし、空でない作業場の領域内にもPCが同一色域と判断した部分に選択範囲が設定されてしまいました。
●この部分は、選択範囲から除外しなければなりません。教科書では「クイック選択ツール」を使って非選択にすると教えてくれてます。
●ただ、ここでの写真では「クイック選択ツール」よりも「なげなわツール」の方が使いやすかったので、「Alt」キーを押しながら上の写真の赤枠のように「なげなわツール」を動かして、新たな除外範囲を設定し不要なチカチカマークを消しました。
(選択範囲の設定において、「Shift」キーを押しながら範囲設定すると元の範囲に新たな範囲が追加され、「Alt」キーを押しながら範囲設定すると元の範囲から新たな範囲が除外されます)
●空の部分だけ選択できたら作業場写真はそのままにして、今度は田んぼ写真をアクティブにします。
●メニュー:選択範囲/すべてを選択、メニュー:編集/コピー とクリックして、そのまま作業場写真に戻り(アクティブ)ます。
●メニュー:編集/特殊ペースト/選択範囲内へペースト とクリックすれば、曇り空の領域に田んぼ写真の青空が出現します。
●作業場写真とモクモク雲の大きさや位置が合わない場合は、「Ctrl」+「T」キーを押すと田んぼ写真の境界が表示されるので、拡大縮小・移動等任意に調節できます。
●最後に、メニュー:レイヤー/画像を統合 とクリックすれば、一枚の合成写真が完成です。
といったような流れになるでしょうか。
今まで積極的に空や雲を撮るというような撮影生活をしたことがなかったのですが、こんなに簡単に写真の雰囲気を変えられるなら、いろいろな大空写真を集めておきたくなりました。
で、結局Photoshopで色調調整や合成写真を作ろうとしたら、レイヤーマスクを操る技術が必須になるということが分かってきました。
なにかレイヤーマスクと聞くと、ややこしいテクニックという印象があり多少避けていた感があるのですが、避けられないなら勉強してみようかとも思い始めました。
今回の「色域指定」の使い方を調べていて見つけた下の記事、上級者はこのようなマスク処理をしているのかと勉強になります。
私のレベルでは、とても一度目を通したぐらいで理解できる内容ではありません。今、この投稿を書き上げたら、一行、一行ゆっくり読みながらPhotoshopを操作してみたいと思います。
幸い、教材用のダウンロードファイルも用意くださっていますので・・・
<参照記事>
記事名:Photoshop 色調補正ゼミナール 色域指定を使って選択範囲を作る
(御園生大地様、ノーハウ伝授ありがとうございます)
注)参照記事巻末の「作例写真のダウンロードはこちら」リンクからダウンロードしたZipファイルは、そのままでは中身が読めなかったです。Zipファイルを右クリックして「プロパティ」、「読み取り専用」にチェックを入れてから解凍したらOKになりました。
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