香風のことだから酒盛り器の間違いじゃないかって? いえ、いえ、水盛り器でいいんです。建築作業や土木作業で、離れた場所の水平をとるための道具ですよ。

まずは水盛り器を自作するぞ

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<完成水盛り器>

悪巧みをおっぱじめるには、こいつがあったほうが便利なので自作することにしました。

ネットを叩くと、皆さんペットボトルで自作しているようですが、ペットボトルとホースの接続部の漏水を具体的にどうやって防いでいるのか、しみじみ記載してある記事が見つかりません。

ペットボトルのキャップにホースがつなげるようになっている商品が売られているとかの情報もありましたが、近くのホームセンターでは見つけることができませんでした。

しょーがねーので考えた結果、電工工事で使う自己融着テープ(道具箱にあったので)で水漏れを防ぐことにしました。

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キャップ内側

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<内側漏水防止>

ペットボトルキャップに直径12mmの透明ビニールホースを通せるよう穴をくり抜き、ホースにビニールテープを巻いてから、パテ代わりに自己融着テープを巻きました。

そして、自己融着テーブ部がキャップ内側に密着するよう、少し強めにキャップを押し付けました。

キャップ外側

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<外側漏水防止>

そういう風に内側処理をした後、外側ホース貫通部にも自己融着テープを巻き付け、仕上げにビニールテープで化粧巻きしました。

扉の写真を見ると分かるように、ホースのもう片側には物差しをホースに取り付けておきました。

ペットボトルの大きさは2リットル、緑色の針金はペットボトルや物差し部を引っかけておくためのフックです。ホースの長さは、計り売りで5m購入しました。

出費は、このホース代だけ。 0.6k円で立派な水盛り器が完成しました。

水盛り器に思うこと

●水盛り器の原理は、ホースに水を入れた時、両端の水位は水平になるという原理ですよね。

ということは、ホースの中に入っている水の量が変わってしまうような使い方をすると、移動ホース側の水位が計測場所、場所で変わってしまうことを意味しますよね。(マイ水盛り器の場合)ホース長1cmあたり約1ccの水の量となりますから、5mのホース全部に水が入ると約500ccの容積となります。

ペットボトルの深さは全体で20~25cmぐらいですので、ペットボトルからこれだけの水が出たり戻ったりすると、約40mm~50mmぐらい水位が変化します。いくら香風がアバウトな人間でも、水平の狂いがそんなにあっては見過ごすわけにはいきません。よってホースの反対側に目盛り(物差し)を付けました。

いつも水平を印付ける時に水位の所を目盛りのゼロに合わせてマークするようにすれば、ホースに入っている水の量は変わりませんから誤差は読み取り誤差(1mmぐらい?)程度に抑えられると考えました。。

●ネットの自作水盛り器の記事を見ると、ペットボトルを密閉容器として使っているような記事がありました。

確かにペットボトル内水位とホース端側の水位が水平になるということは分かりますが、もし最初に設置したペットボトルの位置を変えずに時間をずらして、あちこち水平をとるような場合はどうなるのでしょうか?。

時間が経つ間に気温が上下したら、ペットボトル内の空気が膨張・収縮してホース端側の水位は変わってしまうのではないでしょうか? マイ水盛り器では、そんな心配をしなくていいように、ペットボトルの空間は大気開放としました。

さて、さて、この水盛り器の御利益は後日の記事で。

* この水盛り器は、別記事の”縁台デッキの自作”で活躍することになります。ぜひ、そちらもご覧ください。

自作・DIYは、得られる満足感が大きい反面、思わぬケガや失敗のリスクもともないます。それを理解の上、自己責任で!

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