そろそろ今年も扇風機を片付ける季節となりました。
狭い我が家、片付けろといわんばかりにカミさんがコタツを持ち出しましたんでねえ。
多分、どこの家でもそうだと思いますが、ひと夏お世話になった扇風機です。この夏のアカを落としてから物置等にしまいこむことになりますね。
毎年のことなので掃除手順も慣れたもの、手際よくアチコチ拭いて、さあ終わりと思ったら、今まで一度も掃除したことのないモーターカバー内の綿埃みたいなものが気になりました。
そういえば夏の終わりごろから扇風機を首振りモードにすると、折り返し点付近でギシギシとどこかが擦れるような小さな音を出すようになっていました。
無理もありません、買ってから10年近く、羽やガードの掃除しかしていませんからねえ。
過去にモーターカバーを外したいと思い、「首振り切り替えツマミ」を引っ張ってみたことがあるのですが、ツマミの付け根を壊すのではと思うぐらい力を入れても抜けなかった記憶があります。
その時は、さらに頑張って壊すでもないと思いあきらめたのですが、今回は異音もしだしたことだし、思い切ってどういう構造になっているのか調べてみることにしました。
とにかく、羽やガードを全部外し、さらにモーターにカバーを止めているネジ(この扇風機の場合は5本)を全部外しても、プラスチックのカバーは「首振り切り替えツマミ」が邪魔をして、モーター本体から外せない構造になっています。
ということは、絶対にモーターにカバーを取り付けてから「首振り切り替えツマミ」を差し込んで止めたに違いありません。
ツマミの形状は中心に穴が開いた中空円筒形状をしていますから、穴の底をネジで止めているのかしらん?
懐中電灯で照らしても小さな穴、底の方がよく見えません。プラスドライバー・マイナスドライバーを差し込んで回しても手ごたえがありません。
やっぱり、底の方はネジ止めではなく、嵌め合ってつながっている構造しか思い浮かびません。
では、なぜ引っ張って抜けないのだろう? そうとうキツく嵌め合っているのだろうか?
無理やり力任せに引っ張れば、ツマミの相手方の構造物を壊しそう。どうやれば被害を少なくして嵌合構造であるという仮説を確かめられるだろうか?
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モーターカバーの外し方
考えた末に、穴にドライバーを差し込んで押しながらツマミを引っ張るという方法にたどりつきました。これなら嵌め合いの部分だけに力を加えられますからね。
はい、嵌合構造であるという読みは大正解でしたよ。しかも球状突起の下には容易に外れないよう、アゲまで付いているお見事な嵌め合い結合でございました。
このように外れない形状に作ったということは、一度接続したら二度と外さないという設計思想なのかもしれません。
ツマミが取れればモーター部をむき出し状態にできるので、ごみ掃除も油差しもオーナー様の意のままです。思う存分好き勝手させていただきました(笑)。
* モーターカバーを外す時は、コンセントから電源コードを抜くことをお忘れなく!!
もし、我が家と同じような「首振り切り替えツマミ」が付いた扇風機をお使いで、カバー内部を掃除したい時、ツマミの底がネジ結合でなかったら上記の方法をお試し下さい。
嵌合部の構造・形状が分かってしまえば、使用するドライバーは相手方を傷つけないよう、なるべく先端が平らなドライバーを使った方がいいですね。
いや、それよりも先端が平らな丸棒のようなものの方がいいかな(あったらばの話ですが・・・)。
(注: 我が家の扇風機がそうだったというだけで、すべての扇風機が同じ方式であるなどと思っているわけではありません。また、ツマミ部の樹脂?が劣化していれば嵌合部脱着の際、破損する恐れもあります。お試しは自己責任でお願いします。)
上に貼ったツマミを外す写真では、片手で作業できるような印象を与えますが、もう片方の手はカメラを持つ都合があってのことです。けっこうキツイ嵌め合いです。
でも、両手で力を入れれば、女性の方でも外せるぐらいの力加減だったと思います。嵌め戻す時は、簡単に入りました。
以上で記事としての本論は書き終えましたけど、まだ紙面が残っているようなので・・・
扇風機の分解手順
えーと、扇風機のお掃除を自分ではやったことがないと豪語する方、いらっしゃいますかねえ?
長時間使い、ホコリにまみれた羽がかき回す風より、汚れのない羽が作り出してくれる風の方がはるかに気分良いですから、ぜひ定期的にお掃除してくださいな。
分解・組み立て手順は、いたって簡単です。
- 前面ガードを外す。
- 羽を固定している飾りネジを外す。ただし、このネジは普通のネジとは異なり逆ネジになっています。緩める時は時計回りに回します。
- モーター軸から羽を抜き出す。
- 後ろガードを固定している飾りネジを外す。
- 後ろガードを取り外す。
分解は以上です。取り外し品の掃除が終わったら逆手順で組み立てましょう。
大事なこと
それから、もう一点。大事なことです! 我が家だけのことだとは思いますけど、少し昔のこと。
夏が過ぎて扇風機とリモコンを別々にしまったのはよいが、翌年また使う段になってリモコンが見つからないという出来事があり、見つかるまでしばし不自由したという経験がありました。
それから、これはエアコンの話。エアコンの時期が過ぎ(我が家は暖房では使わない)、リモコンをそのままにして放っておいたら、翌年エアコンが動きません。
なんとリモコンの電池が液漏れを起こし、電極のあたりが腐食していました。
まだ液漏れの初期だったので綿棒を使って電極をよく洗浄し、かろうじて使えていますけど時々接触不良を起こします。
これらの経験を反省して、扇風機をしまう時にはリモコンから電池を取り出し、かつ、リモコンと電池をビニール袋に入れ、扇風機本体に縛り付けて物置にしまうようにしています(苦笑)。
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