マイカーのキーの電池が切れ、リモコン解錠できずに迷惑な断続警笛音を鳴らしてしまい、ちょっと恥ずかしい思いをしました。
とりあえず昔のようにキーをドアのカギ穴に差し込んで対応しましたが、やっぱりリモコンでのロック・アンロックに慣れてしまったわが身には、このままでは不便でしょうがありません。
急ぎ電池交換することにしました。一度目の電池交換はディーラーに頼んだものの、二度目の今回は現役を引退し余裕がありますので当然DIYです。
一般にリモコンキーの電池寿命は、一ないし二年ぐらいと言う人もいますので、今年8年目で、2回の電池交換ならよく使った方でしょう。
電池交換作業の前に、昔教わった注意事項を思い出しておさらいすると、今回の場合は、電気接点部には皮脂を付けるな、後々接触不良の原因になるぞ、それから、電池は電圧・極性・形状(外径・厚み)が合えば、どれでも使えるぞ、ということぐらいかな。
でも、電池は、まずは同じ型番のものを探してみることにします。
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必要工具と準備品
必要工具
- 精密ドライバー
- ピンセット
ていねいに作業するなら
- アルコール
- 綿棒
- シリコングリス
- ビニル手袋
- 新品電池(電池の型番が分かってから購入)
とりあえず、電池を交換すればよい という場合は、精密ドライバーだけあれば、電池交換できます。
せっかくの機会なので、キーの中もよく掃除しておくかという場合は、多少の準備品を用意した方が勝手がいいですね。
ピンセットは、小さいビスや防水シール用のオーリングを扱う際にあると便利です。ただし、ピンセットがあると、これで電池を挟みたくなりますが、プラス極とマイナス極を挟んでショートさせるので、電池を掴んではいけません。
アルコールと綿棒は、内部を拭くための清掃用です。シリコングリスは、きれいに拭き取った後のオーリングに塗布するシール用グリスです。
ビニル手袋は、ウッドデッキ塗装時に買った100双100円のものがたくさん残っていたので、手あぶら付着防止用にはめて作業しました。
キー分解 そして電池の型番調べ
キー分解
愛車はトヨタ車です。トヨタ車のキーにもいろいろなタイプがあると思いますが、マイカーの場合のキーであることをご承知の上、ご覧いただければと思います。
電池が収まっているプラスチックカバーは二つ割構造で、キーの根本付近にあるビス1本で留まっています。
ビスを抜いてプラスチック同士をスライドすれば、噛み合い爪が外れるのかなと思ったら、何のことはない、ビスで留まっていたあたりのプラスチック部を持ち上げたら、簡単に二つに割れました。
大きくアルファベットのHと読める蓋を開けると、電池が入っているのでしょうか?
近くに CR1616 3V と、電池の型番らしき文字が刻まれています(緑矢印)。
キーを裏返したら、アレレ? H部がポロリと落ちましたよ?
フ~ン、H部単独でシール性を持ったワイヤレス発信機となっているんだ、こういう風になっているのかあ! と妙に感心!
Hモジュールを元のプラスチックカバーに戻し、H蓋を留めているビス2本を外してみました。
あった、あった、ボタン電池が小さな爪部2か所の中に差し込まれ、その反対側は浅い突起におさえられて収まっていました。
刻印から、電池型番が CR1616、電圧 3V、刻印側の極性はプラス極であることが分かります。
H蓋の内側には防水のための丸四角形に見えるオーリング(緑矢印)が貼りついています。これは電池外側に掘られた丸四角形の溝に嵌まっていたものですね。
ここで、今回の電池交換では、オーリングも溝もきれいにするつもりでいたので、オーリングを外しましたが、そうでない場合は、電池だけ交換してすぐに元に戻すので、埃などがシール部に付かないよう気を付け、そっとしておきます。
電池を外す場合は、ドライバーの先あたりの隙間に先端を差し込み、軽くコジると電池が飛び出してきます。
電池を入れる場合は、極性を間違わないようにして、ボタンの端を三角爪2か所の内側に入れてからボタンを押し込むと収まります。
この時、電気接点や電池に素手でさわり手あぶらや汚れを付けないように注意することは、前に書きましたのでくどいですよね。
キー組み立て
電池交換後の組み立ては分解の逆手順ですから省略しますが、一点だけ。
Hモジュール、シール部にシリコングリスを塗る場合と、塗らなかった場合について。
塗る場合は塗りすぎに注意、オーリングが濡れているかな? ぐらいで十分です。
また、塗らなかった場合は、相手側の面とオーリングの接触面を馴染ませる意味で、2本のネジを完全に締める前に左右に少し揺さぶり、こすっておくといいと思います。
CR1616、いくらぐらいするのかなあ? だめもとでダイソーを覗いてみました。
ん・・・?! 置いてありました! 税込み108円也!! ・・・拍子抜け・・・
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