「おとさん、夕ご飯はうどんかおソバだけど、どっちにする?」、何十年か前の夫婦の会話。

時は流れて、今では「おとさん、うどんしかないけど、うどんにする? それともご飯?」。

いや、決してうどんが嫌いというわけではありませんよ。どちらかというと、おソバが好きというだけです。

子供の頃は、ソバのザラザラした食感がなんとなく馴染めなくて、うどんばっかりだったのですが、いつの頃からか逆にあの食感が大好きになってしまいました。

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ソバの花

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「常陸秋そば」、この言葉をお聞きになったことはありますか? これも今日覚えたての知識です。

茨城県北をドライブすると、時折「常陸そば」ののぼり旗を見かけたりしますが、常陸の国と言われた県北で採れたソバだから常陸ソバと銘うっているんだろうと、今まで何の疑いもなく思い込んでいました。

執筆前の予備知識として、常陸ソバの特徴は何かなとネットを叩いてみたら、あれまあ!!

「常陸秋そば」という品種が存在していたのでございます! きっと、「常陸そば」と読んでいたのぼり旗には「常陸秋そば」と書いてあったに違いありません(今度は注意して読んでみます)。

”「常陸秋そば」は、昭和53年に茨城県農業総合センターが、茨城県内の在来種で最も形質の優れた常陸太田市の種を親に作られた蕎麦の品種。 近年では茨城県北部の特産物として、また水田営農における転作作物として重要な作物となっている[要点抜粋]”

と紹介されていました。

今日撮ってきた写真も「常陸秋そば」かな?

真偽のほどは農家の人に聞いてみないと分かりませんが、「常陸秋そば」の生産地は、常陸太田市、常陸大宮市、そして県南・県西地域、となっていますので、当地、常陸大宮市で作っているソバは、当然「常陸秋そば」でしょうねえ。

どちらかと言えばソバが好きですなどと言いながら、実は地元のおソバ屋さんでソバを食べたことがないのです。どんな味がするのか、ジックリ賞味してみないと話ができないので、これは近いうちに食べてみないといけませんね。

県北の郷土料理として、つけけんちん(けんちん汁)で食べる(菜種油で大根・人参・ごぼう・里芋・こんにゃく・豆腐・里芋の葉茎を乾燥させた芋がらを炒め、だし汁を入れて味噌や醤油で味付けをした汁に、蕎麦をつけて食べる)、と紹介されていましたが、まずは盛りソバあたりで素朴に賞味してみないと、風味が分からないと思うのですがいかがでしょ?

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ソバの実

生産地という言葉のイメージからは、広々した農地一面に白い花が咲いている風景を連想するでしょうが、実際は自分の家族で食べる分を小さな畑に作付けする、という農家がほとんどなんですね。

それに昔と違って作付けする農家も数えるほどですから、少なくても我が住居の近くではソバ畑を見かけることがなくなってしまいました。

写真のソバ畑は、お散歩コースの近くで見られる唯一のソバ畑ですが、広さは20×30mぐらいの小さな畑です。

花の盛りに撮ればきれいだったのですが、今日あたりはずいぶん白さが薄れていました。

二枚目の写真は花が終わり、三角錐型の実が育っている写真です。もう少し経つと葉や茎が枯れてきますので、そうなれば収穫、おいしいおソバが食べられます。

このソバの実のカラを布袋に詰めて作ったのが、ソバガラ枕。クッション材で作った枕をお好みの方もいますが、人生をそれなりに生きてきた人(私のこと)は、やっぱりこれでなくっちゃ!

安眠性が全然違います。熱気がこもらないし、汗を吸収してくれるし、形・高さ・硬さは自在に変えられるし、ソバガラ枕、これっきゃないでしょ!!

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