復旧メモの最後は、LED投光器の修理で締めたいと思います。
落雷停電が復旧した直後の各所点検の際、最後に見つけたのがコヤツでした。屋外の物置小屋に仮設照明として安いLED投光器を取り付けていたのですが、スイッチを入れてみると点滅点灯しかしなくなったのです。
何度スイッチを入り切りしても点滅点灯しかしないので、これも落雷のサージ電圧でやられたものと判断し諦めることにしました。(3,4年しか使っていないのに)
大陸産のこの手の電子機器は、寿命が短いのも価格の内に加味されているのだから、直そうなんて考えずに買い替えろ と教わっていましたからね。
でも、外観は何ともなく頑丈そうに見えるのに、捨てるなんてなあ といつものドケチ精神が湧いてきましてねえ。
直せないまでも、せめて中身ぐらい見ておくかと持ち前の向学心?が燃えてきたのであります。
投光器前面です。中心の黄色い部分(ツブツブの集合)がLED発光素子です。
投光器裏面です。裏側のケーブルが出ている小箱から取り出した、LEDドライバのモジュールも並べて写しました。
ドライバからはみ出ている、縮んだサランラップのように見える薄膜はドライバの接着面からはみ出るほどに塗りたくった接着剤が固まった物体です(何のために大陸の作業員はこんなにたくさんの接着剤を塗ったの??)
<修理法の調査>
まずは、先輩のネット動画に学びます。「ユーチューブ LED投光器 修理」あたりのキーワードで調べると、大勢の先輩方が有意義な情報を提供して下さってました。
なーんだ、簡単じゃん(と言っても学校で習った理科の知識ぐらいは必要ですけど)。部品だけ手に入れば自分にも直せそうじゃない。(と、素人に思わせる先輩方の動画編集が上手なんでしょうねえ)
● 投光器は、(乱暴に言うと)本体である箱(筐体)と、発光体であるLED素子基板と、LEDに電力を供給するLEDドライバーと、大きく3つの部品でできているようです。
● しかも、今回の点滅症状なら、LEDドライバーとLED素子基板のどちらか、もしくは両方を良品と交換すれば治るようです。
● ウチのLEDドライバーの出力端子にテスターを当ててみると、直流5~8Vぐらいで脈打つので、コイツは多分ブッ壊れていますね。
(これも乱暴に見当を付けましたが、ドライバーには定格50W,1500mAの記載があったので、[50W ÷ 1.5A = 33V]から、20~30Vぐらいの電圧が出るはずでしょ)
● 投光器の中心にある黄色いツブツブが、一つ一つのLED素子です。これが過電圧や寿命で壊れると、見た目に変色するようです。この変化を信じるとすれば、黄色い四角全面がきれいに黄色のままとなっているので、LED素子基板は健全であると判断できます。
●LEDドライバーやLED素子基板は、ネジや接着剤により取り付けベースに固定されているようです。ウチのLEDドライバーは接着剤だけで貼り付けてありました。
<部品発注>
えーと、とりあえず欲しい部品はLEDドライバーだけかな。LED素子基板が欲しくなったら後で買えばいいし。
おっと、取り付けに接着剤を使うから、これも買うようですね。できれば伝熱性のよい接着剤が望ましいです。
動画先輩方は、安い部品をストックしていますが、どこで買ったんでしょう? よくお世話になる国内のネットマーケットを探しましたが、私には見つけることができません。
まさか大陸のマーケットではないでしょうね とばかり、●liExpressを覗いてみたらいろいろなスペックの部品が売っています。しかも安い!!
海外のマーケットから何かを購入したなんて経験はないし、何かと不安だらけだったのですが、部品欲しさには勝てず注文してしまいました。
初体験で注文した商品です。
接着剤は1本で足りるのですが、届いた接着剤が乾燥していたなんて口コミをみたので2個口を買いました。
接着剤もドライバーも、その価格を見てください。送料込みの価格ですよ。信じられますか? とてもまともな商品が届くとは思えませんよね。不安です。
ただし、8月2日注文で、納期は10月2日となっていました。10日から2週間ぐらいで欲しい場合は速めるための追加料金を払えばいいとのこと。
また、私のようになにかと不安を感じる初心者が、上記マーケットでお付き合いするためには、次の点承知しておくようにとのことでした。
● すぐにも欲しい品物は買わないこと。そのうち届けばいいやと思う買い物だけにすること。
● お客レビューやストア評価を確かめて購入先を決めること。
● クレジット払い時の、クレジットカードの登録はしない方がよい。
など何項目かあるので、事前に勉強しておいた方がいいかもしれません。
<商品到着 修理>
● マイ注文品は8月22日に郵便受けに入っていたので、約3週間で届きました。出品者が異なる品物でしたが、同時発注したせいかビニール袋に同梱されて届きました。
これぐらいの待ち期間で届くなら、納期短縮のために追加料金をはらわなくてもいいですね。私でも待てます。
● ドライバーは写真写りのとおり。真ん中あたりにへこみ傷がありました。また、底面(向こう側の面)にはねじ止め用の丸突起が4隅に付いていたのですが、そのうちの1つが欠けていました。大陸での品質管理ではこのぐらいは許容範囲なのでしょうねえ。
● 荷物宛先のラベル活字、いや小さい、小さい。よくもまあ途中で迷わず届いたもんです。老眼鏡をかけても辛いほどです。配達員様、ありがとうございました。
発注時の宛先記入時、県名ぐらいまでは英語で、以降は日本人が扱うので漢字でもOKとあったので、テンプレートどおり名・姓の順で漢字書きしたのですが、届いた宛名の美しくないこと! 次回は、姓・名の順で書くぞ!!
●修理については、特別書くこともないほど。投光器裏の小箱を開けて元あったLEDドライバーの位置に購入品を、これまた購入品の接着剤で貼り付けただけのこと。
気を付けたのは(間違えようもないけど)、入力側・出力側、およびプラス・マイナスを間違わないようにして配線しただけです。配線はハンダ付けでもよかったけど、手元に圧着端子があったので圧着止めしました。
さていよいよ通電。ドライバーを交換しただけで、無事点灯してくれるでしょうか。
スイッチON! ・・・・・・ アレッ? 点きません!! しまった、不良品をつかんでしまったか! と一瞬思いました。
その時、動画の中でも同じような現象に遭遇したオーナーさんがいて、バージン点灯の時には充電時間が必要なドライバーがある と教えて下さったことを思い出しました。
よかったあ、マイ投光器も再度スイッチを入れてみたら、無事点灯しましたよ。
あとは、このドライバーがどのぐらい長持ちしてくれるのか、耐久性が楽しみです。
LED発光でも結構熱が出ますね。外側の放熱板位置でも触っているのが辛くなるほどに熱くなっています。
はい、やっとこれで落雷復旧作業も一段落つきました。なけなしのお小遣いをむしり取られて腹も立ったのですが、過ぎてしまえばそれに勝る貴重な知識・経験が得られたので、ある意味よかったなと思ったりしています。
ここまでお付き合い下さった皆様にもお礼申し上げます。ありがとうございました。
なお、前回記事の中継機についてはさらに後日談があるのですが、またの機会にゆずります。
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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。
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