この要領書で作る滑り台は、自立・分割型滑り台と名付けたオリジナルの滑り台です。この度、製作要領書をまとめましたのでご希望の方にはお送り致しますが、多少のお駄賃を期待しております。
自立・分割型滑り台の主な特徴は次のとおりです。
- 基礎、支柱のいらない自立型
- 2分割できるので、運搬・設置が簡単
- 別々に保管できるので、収納スペースが小さい
- 木工工作ゆえ、製作が容易
- 寸法: 1.1×2.1×高さ1m
(滑り板長さ; 1.8m) - 重量: 11kg(やぐら部) 9kg(滑り板部)
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要領書の内容
要領書は、下の写真に示すように、A4判、全13ページで仕上げています。
- ● 多すぎず、少なすぎず、に配慮して、一連の製作手順・要領は10ページに纏めました。
- ● 直感的に分かるよう、挿絵の説明図はなるべく立体視図を作りました。
- ● 必要な道具も洗い出しました。
- ● 材料は、どういう品目の材料をどの程度用意すればよいか、内訳表を作り詳細記載しました。
- ● 材料にヒビを入れたりしないよう、ちょっとした小技集も添付しました。
写真では、作業要領の記載ぶりが読めないので、抜粋見本(PDF:365kB)を用意しました。
コチラをどうぞ。
ちょっと一言
● 要領書中に記載した具体的な数値は結果としての寸法値であり、その寸法でなければならないというものではありません。
実際の作業では、階段部を横から見た形と、滑り板を乗せた形が三角形に見えるほかは、それ以外の構造部は、どこから見ても角が直角の四角形の枠に仕上げるというルールに従って作っていきます。
つまり、四角形の枠の左の長さと右の長さは一緒、上の長さと下の長さは一緒、手前の四角と向こう側の四角は同じ、というようにして、先に作った部分の寸法を基準としつつ、入手材料の実際の寸法値により切断長さを微妙に加減し、次のステップの四角枠を組んでいきます。
記載値は参考値とし、より正確な直角四角形の枠組み構造体を作ると考えるのがよいと思います。
● もし高学年以上のお子様もいらっしゃるなら、一緒に作りましょう。
加減乗除計算、図形の知識、滑り摩擦や、やぐらの安定性、見えていない立体構造を想像する能力、木材の性質、道具の使い方など、算数や理科、技術家庭で学ぶ多くの要素を持っている活きた教材と捉えることができます。
また、仕上がるまで頑張る忍耐力、達成感を体験することもできます。
お子様には、製作体験そのものがすばらしいプレゼントになるのではないでしょうか。
●滑り台の使用期が過ぎても、木ネジを抜くとベニヤ板半分とわずかな木切れの束になります。物置に少しのゆとりがあれば、コンパクトに収納・保管できます。2,30年したら取り出して組み立てれば、また使えます。
”親子2代で使うおじいちゃんの作った滑り台” ・・・なんとも夢のある話じゃありませんか。
手前味噌の能書きをたれながら、製作の背中押しをしたつもりです。
ブログ記事を眺め、「おもしろそうだ、よし、作ろう!」と決断しても、始まるまでの準備が大変です。
細部の構造寸法をどうするか、どんな材料をどのぐらい調達するか、どんな道具を用意すればいいんだろ? 等々、製作のための詳細設計が大変ですよね。お仕事を持っていればなおさらです。
横着者の私は、そんな準備ゼロの状態から適当に材料を買ってきて作り始めました。結局、後には引けないので頑張りましたが、はっきり言ってしんどかったです。この時の努力を残しておきたく、1年経ってしまいましたけどやっと製作要領書にまとめることができました。
初孫のために考案したオリジナルの滑り台、できれば多くの方に作っていただき、楽しんでいただきたいと願っています。
私がお手伝いできるのは、製作要領書にまとめた製作経験の提供であり、ご希望の方には郵送致しますが、ここに至るには少しばかり汗をかきましたので、お駄賃を期待しております。
野口英世様お二人分では、いかがでしょうか? ご連絡をいただければ、さらにくわしく返信いたします。
ご希望の方は、コチラからご連絡をお願いいたします。
【ご注意!】
上記”抜粋見本”の書き方を読み、ご自分が作れるかをよくご検討いただき、納得された上でのご連絡をお願いいたします。
祝 完成!!
滑り台が完成しましたとのうれしいお便りをいただきました。
すばらしい作品の完成、誠におめでとうございます。 そしてお疲れさまでした。
“自立・分割型滑り台”を認めていただけたことが大変うれしく、感激しております。この喜びを自分史の財産として残しておくため、本欄に収録させていただきました。
兵庫県 K.O 様
香風様 こんばんは。
日曜日から作製開始して、本日やっと完成しました。後は色を塗るだけです。
要領書を確実に再現したつもりですが、細かいところは♪
自分も滑ってみたところ大丈夫でしたので、安心して孫に滑らせてみます。
本当にありがとうございました。(2015/12/14)
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- 木工