サウンドバーって何? あまり馴染みのない言葉ですよね。

商品名はテレビサウンドバーというようで、テレビ用の外付けスピーカーのことです。既存の液晶テレビの音声が聞き取りづらい年代になってしまい、サウンドバーを取り付け音質改善を目論みました。

音質改善したい!

実は、10年来リビングで使用してきたテレビ、S社製のお気に入りのテレビだったのですが、二度目の故障を起こしてしまいました。

使用年月、修理費用、経済力を勘案した結果、次善の策として寝室で使っていたT社製の40インチテレビで代用することにしたのですが、どうにもその音質が気になる。贅沢を言うつもりはないのですが、シーン中の背景音との関係で音声が聞き取れないケースがあるのです。

同年代の家内も同じように感じるようです(夫婦して音声が聞き取りずらい年代になっているのです)。もちろん、テレビ本体の音質調整だけでは改善しませんので、外付けのイコライザー回路やスピーカーを探すことにしました。

そうは言っても、テレビがテレビ、部屋が部屋ですので、それなりのオーディオシステムやシアターシステムは不釣合いです。第一、私めのお小遣いでは、そういうことを検討すること自体、恐れ多いことです。

さて、良い商品はないかとネット検索していたら、サウンドバーなる商品を見つけ、「オッ、これだ!」とばかりに、40インチテレビ用のS社製サウンドバーを入手した次第です。

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取付け場所と取付け法の思案

前面
<テレビ前面>

テレビ本体の上に乗っている横長の物体がサウンドバーです。

<サウンドバー仕様>

寸法 約 80×940×70 mm (縦×横×奥行)
重量 約 2.2 kg

入手したS社製サウンドバーは、自社製テレビに違和感なく取り付くようデザインされており、その場合、テレビを自立させる台脚に延長脚を取り付け、台と本体との間にサウンドバーが一体化設置されるようです。

それ以外の設置場所として、壁掛け型テレビとして視聴する場合は、テレビの下の壁に取り付け、また、テレビをキャビネの上に置く場合は、前に隙間があれば、そこに横置き(写真ではテッシュ箱が置いてある位置)が推奨設置場所となっているようです。

ウーン、なるほど。 でも我が家の場合は、いずれの方法も使い勝手や見栄えの都合で却下だなあ。なにか良い知恵はないかなあ・・・??

ヨシッ! メーカーがテレビの下に付けるなら、我が家ではテレビの上に付けてしまえ!!

●画面の上下の違いなら、どこから音がするか音源位置に違和感は感じないだろう
●液晶テレビには、本体に壁掛け用の強度が保証されたネジ穴があるから、ここをサポートに使えるな
●サウンドバーは壁に掛けて使えるのだから、支持点に引っかけて使えるのだな(音質的には固い台の上に置いた方がいい音になるようだけど)

あとは得意の木工工作

はい、脳内の思考回路が一瞬でつながり、概念設計完了! あとは手順と具体的な寸法をきめるだけ! まあ、そんな大そうなことでもないですけどね。

裏面
<テレビ裏面>

写真は、サウンドバー付きテレビを裏側から見たところ。

サウンドバーをぶら下げ、支持するために、テレビ本体の壁掛け用ボルト穴4か所を利用し、細い角材を3本組み合わせた鳥居を作り、固定しました。

横
<テレビ横>

真横から見ると、こんな恰好。
つまり、鳥居のてっぺんの横棒にサウンドバーを引っ掛けて固定しようという考えであります。

上部
<サウンドバーの取り付け>

サウンドバーは、鳥居に打ち込んだ木ネジに引っかけてぶら下げます。重量が約2kgなので、気にすることはないとは思うのですが、一応荷重分散も考慮し、

・鳥居の脚は、黒いテレビ台脚上に接触するように立て、
・テレビ、壁掛け穴用のボルトは若干緩めに締め、
・サウンドバーを引っかける木ネジの位置は、サウンドバー下面がテレビ本体に軽く触れるぐらいの高さになるように、少し気を使って工作しました(笑)。

<使用材料>

角材寸法 約 19mm 四角×90cm長さの角材 3本
壁掛け穴用ボルト M6mm×30mm長さ 4本
(角材連結木ネジは、道具箱から)

* 出費 約 500円
* 角材への黒ペンキ塗装は、未了につき別途

サウンドバー入手法と使用感

で、以下の内容は、DIYホームページとしての本質ではないのですが、参考のために載せておきます。

上記程度の思い入れで入手する商品なので、期待通りの性能が得られなくても後悔しないように、安価で完動品であればユースド品でOKと割り切り、オークションを検索しました。

商品発売開始時期は2011年から、過去の落札実績価格は、2k~4k円程度であることを確認・承知した上で、40インチテレビ用、オークション開始価格3.9k円の商品を競争相手なしに落札しました。

「使用感があります」と表示してあったのですが、届いてみたら、イヤどうして、どうして、新品と見間違うばかりのきれいな品でした。

さて、肝心の音質の方ですが、事前に調べた「製品の口コミ情報」を読んで一抹の不安を感じていたのです。

当然、この手の情報には辛甘両方の評価が載っているわけでして、値段相応の性能であり取り付けてもあまり効果が感じられないという人もいれば、取り付けは簡単だし、聞こえる音もずいぶん良くなったと言う人もいます。

まあ、どのように感じるかということになれば、その人、その人の主観によるものでしょうから、自分の場合は、グー!!と答えます。

でも、腹に響くような重低音や、頭の周囲を音がグルグル回るようなサラウンド感を期待していた人は、「なんだ、これは!!」と期待外れになるでしょうね。

この製品は、任意の音域を調節するイコライザー機能はもっておらず「スタンダード」「ムービー」「ボイス」の3つの音感モードが切り替えられるだけです。

でも、オンチ?だなと言われる私めでもこの3つのモードの違いが分かるぐらいの効果が得られます。

「スタンダード」は、液晶テレビ特有の乾いた音ではなく、深みのある感じ(従来のスピーカーの音)の音になり、なんとなくメリハリが強調されて聞こえます。

「ムービー」は、その音に広がりが感じられるようになります。

「ボイス」は、アナウンサーなどの人の声が聞き取りやすくなります。このモードが気に入り、もっぱらこのモードにして使っています(気が向いた歌謡番組は「ムービー」かな)。

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