干し柿作り用網籠を吊り下げるためのフック掛けを自作しました。

スライスした渋柿を野菜干し用の網籠に入れ、干し柿にしてみようと思い立ったことは数日前のブログに記載した通りです。

で、どこに干すかということを考えた時に、我が家の場合は日当たり、風通しの良いテラスの軒下が最適と判断。

というのも、もっと良い場所として庭先の物干しもありますが、そこでは、鳥さんがやってきて籠の上に留まり、ソソウでもされたら困るし、にわか雨に濡れても困ります。

よって、テラスの骨組みからぶら下げたいと思ったのですが、テラスの梁に都合よく紐や針金を通して網籠をぶら下げられる所が見つかりません。

さて、どうしましょ? なにか工夫してぶら下げられる場所を作らなければなりません。

ぶら下げ荷重に耐えられる構造物は、やはり天井のアクリル板を載せている梁しかありませんから、その形状をよく観察すると、断面がアルファベットのH型をしています。

つまり、梁の下面にツバが付いている形状です。

ラッキー! 梁の横を挟めば、挟んだ物体はツバにひっ掛かって落ちないじゃないですか。

挟んで締める道具ってシャコ万力が使えそうですが、残念ながら道具箱に入っているシャコ万力では挟み幅が1cmぐらい短かくて使えません。

数百円投資して、一回り大きいシャコ万力を買うのもねえ、DIYオヤジとしては悔しいんですよねえ。

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フック掛け

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無い知恵を絞って一工夫

梁を挟めればいいんだけど、何か使えそうな材料は無いかな と物置の残材置き場を眺めていたら、「網戸窓の防虫対策」で余った約30cm長さ、15×15mmの角材を見つけました。

この時ヒラメキました。よし、これで作りましょう。

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V字部材

まずは角材を二つに切って、端を木ネジで止めます。これで木ネジを中心に角材同士の作る角度を自由に変えられ、アルファベットのVの字型の部材が作れます。

そして、Vの字部材が梁を挟んだ時にツバから落ちないよう、角材の端に木ネジを締め込みます。

木ネジは完全に締めないで、数mm頭が出ているぐらいで止めておきます。この出張っている部分をツバに引っかけることで、Vの字部材が落ちないようにするわけですからね。

はい、これで網籠を掛ける場所ができましたが、でも、Vの字の隙間にロープなどを掛けてはダメなんですね。

重さの掛かったロープを角材の間に通すとロープがVの角度を広げてしまいます。Vが開くと木ネジの頭がツバから外れちゃうんですよ。

だから、網籠の重さは角材そのものに掛かるよう角材にドリル穴を開けて針金の輪を付けました。

Vの字を無理やり広げない限り、網籠の重さは矢印のようにVの角度を小さくする方向に作用するので、木ネジの頭がツバから外れずらくなりますね。

ついでに、太めの針金(直径2~3mm)でS字型のつなぎフックも作りました。これで最初の写真のように、テラスの軒先に網籠を吊るせるようになりました。

残材を大切に取っておいたことで、めでたし、めでたしでございます。

注)最初の写真で、木ネジの頭に巻いた黄色のビニールテープは、梁の保護のつもり。

また、木ネジ先端の飛び出している部分については、ディスクグラインダを使う作業の際に削り落とすつもりです。

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