スライスした渋柿を野菜干し用の網籠に入れて干し柿作り。

干し始めて丸6日間が経ちました。そろそろ出来栄えを評価しても良い時期ですね。

と言うか、なかなか良さげなので、柿もまだあることだし、もう一度作るために網籠を空けることにしました。

干し上げた柿は、とりあえずタッパーに詰め込んだけど、このあとは冷蔵庫に保管すればいいのかな?

いやいや、柿は悪酔いを防いでくれるとのことですから、テーブルの上に置いて夕飯前のイヒヒヒかな(好きなんですよねえ、ウキウキ!)。

おっと、そんなことより、まじめにレポートしなくっちゃ。

えーと、期間中、雨の夜が1晩、日中曇りの日が1日、あとは晴れの日でした。お天気には恵まれたと言っていいでしょう。

毎日、朝9時前後にベランダの軒先に吊るし、午後3時前後に室内に取り込むというサイクルで干しました。

start

干し始め

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この写真は網籠2段目、干し始めた時の様子です。

包丁使いができなくて、厚み1cmぐらいに切ろうとしたのですが、結局バラバラになってしまいました。

その柿をお互い重ならないように注意して、なるべくギッシリ詰め込んだつもりです。

end

干し上がり

こちらは、干し上がったと勝手に判断した丸6日目、つまり本日の様子です。

2段目に注目して、ずいぶん網の上がスカスカになり、スライス柿も縮んだことがお分かりになるかと思います。

今回の経験から、3日も経てば柿の表面が乾いてきてお互いが付きにくくなり、隙間も空いてくるので、乾いてきたもの同士を集めて1段空け、そこにまた新しい柿を干せるなあ、などと要領のいいことを考えたりしました。

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3種比べ

では、我が家に植わっている3種類の渋柿に限っての結果ですが、ここに書き留めます。

実は3日目ぐらいからツマんでいたのです。ただし、それを書くとややこしくなるので、6日目の味を記します。

スライス干し柿は、植えてある3本、3種類について作りました。

緑囲いは渋柿の「蜂屋柿」、黄色囲いは「甘柿だと言われて植えた渋柿A」、赤囲いは「同じく甘柿だと言われて植えた渋柿B」です。

いずれももぎたてはシャキシャキするんでしょうが、干したので乾燥芋を噛むような歯ごたえです。

一般的な丸干しの干し柿は、表面乾燥・内部ネットリの歯ごたえがありますけど、スライス干し柿は中のネットリ感がありません。

●蜂屋柿
甘いです。あえて表現すると上品な甘さです。渋みはありません。

それと微妙ですが他の2種と比べればわずかにネットリ感を感じます。そして柿自体が大きいので、1回に口に含む量も多くなり、気持ち食べごたえを感じます。

●渋柿A
甘いです。あえて表現すると強めの甘さです。渋みはありません。

ただし、干すほどに見た目の黒さが増します。見た目の上品さは他の2種に劣ります。

●渋柿B
甘いです。でも渋柿Aには少し劣るかな。カミカミしてゴクンするまでは十分に甘く、口の中は幸せです。

ところが、ゴクンしたあたりから口の中に渋みが広がります。ベロの上に貼りついた渋みの粒々をヘラでソギ落としたくなります。

甘みに飢えて育ったトッツアンなら食べますが、普通の人は敬遠するでしょうね。別の渋抜き法を考える必要があります。

結果、今までずいぶん鳥さんたちに貢いでしまったなと反省しました。一手間かければ我が家の2本の渋柿は大変おいしく食べることができます。

もちろん、今までに丸干しの干し柿作りに挑戦したことは何度かあったのですが、このへんの気候は干し柿作りにむいてないのです。

昨年もカミさんが少しですが蜂屋の干し柿作りをしました。しかし、気温が高くて干し上がらなかったのです。

やはり、手間をかけるからにはきちんと出来上がらなければ、作る気がおきませんよね。

スライス干し柿も同じように手間はかかりますが、身が薄いから短期間で干し上がり、失敗しずらい方法だと思います。

来年は、どちらの方が早く収穫終えるか鳥さんと競争してみたいと思います。

(追記)渋柿Bも10日目に食べてみたら、渋味が消えていました。その後干さなくても日にちをおけば、食べられるようです。

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