秋晴れのすがすがしい一日、気分よくお散歩を楽しめました。

我が町の米蔵である田んぼの稲刈りがほとんど終わり、コンバインで刻み散らした稲わらを燃やしている所もありました。そして、お散歩コースである堤防土手の除草もちょうど終わったところでした。

除草をしてもらうとお散歩には助かるのですが、というのも道幅が狭いので、たまに通る軽トラックを避ける際にノリ面一杯にまで避けられること、また、その時雑草の生え際に蛇がいないことが分かるからです。

そもそもニョロニョロは嫌いなんですが、この辺にはマムシが住んでいてマジで怖いのですよ。ですから、草むらに足を踏み入れる時には、おっかなびっくりなのです。つい先日も、車に轢かれて小さなマムシが一匹道路でおねんねしていました。

sanpoko-su

お散歩コース風景

スポンサーリンク

 

一方、土手がきれいになると、ちょっと寂しい気持ちになったりもします。

今までお散歩途中に遊んでくれた、チョウチョやトンボ、バッタ、カタツムリなどの友達とお別れすることになり、そして、あっという間に静かな静かな冬の季節が来ることを知らせているからです。

inago

イナゴ

田んぼのあぜ道でたそがれるイナゴ君。

ついこの間まで、たわわに実った稲穂の間をピョンピョン我がもの顔で飛び回っていましたが、今日あたりは逃げ場所もありません。

この時期ご飯は何を食べるのか分かりませんが、食べ物がないのかな、また、気温が下がってきているからかな、カメラとの距離が縮まっても逃げる気配を見せません。

トンボにしろ、チョウチョにしろ、元気に逃げ回ると腹立たしく思いますが、このように動きが鈍くなってくると哀れになります。

huganbana

落花後のヒガンバナ

この写真を見て、何だか分かった方は、かなりの田舎達人ですね。ヒガンバナの落花後の姿です。こんな被写体を撮る人もいないでしょうから、珍しいんじゃないでしょうか。

ふ~ん、お星さまの先端の球が種になるのか、とお思いでしょう。はい、半分正解、半分不正解!

では、今日入手した情報をシェアしましょう。

ヒガンバナが球根で増えるのは知っていて、もし種があれば種でも増えると思っていました。そこに種が育っているであろう写真を撮ったので、てっきりこの膨らみが種子に成長するものと疑わずに帰宅しました。

ところがですね、ネットを叩いてビックリ!

「日本のヒガンバナは三倍体なので種子はつけない」んだそうです。要するに「種無しヒガンバナ」ということですね。

三倍体? 何それ? ですよね。遺伝学の言葉で、染色体の組数を指すそうです(香風の守備範囲外ですので、ご自分でお調べ下さい・・・ と逃げる)。

日本古来のヒガンバナ同士を交配しても、種をつける二倍体ヒガンバナの発生確率は数万分の一なんだそうです。

極めて稀に存在する二倍体ヒガンバナの特徴は、普通のヒガンバナより一か月ぐらい早く花をつけるとのことですから、もし見つけたらよく観察し、さらに種子もつけたら、それは二倍体の貴重なヒガンバナなので採種して大事に育てるといいです!! プレミアムがつくかも知れません!!

なお、中国原産のコヒガンバナは二倍体なので当然種子ができ、昭和以降は国内にも入ってきているとのことでした。

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加