ボール紙で工作したロケットをゴムに掛けて大空高く飛ばします。空高く上がり、ロケットの速度が遅くなる頃、ロケットは2つに割れて中から落下傘が出てきますよ。

すると落下傘がパッと開き、あとはユラユラ空中を楽しそうに遊泳しながら、ロケットは地上に戻ってきます。

別のページに掲載している「落下傘付き水ロケット」ももちろん楽しいですが、ペットボトルを切ったり空気入れを用意したり、準備が少しだけ大変です。

こちらの「打ち上げ落下傘」は、ボール紙で作るので簡単に作れ、そして繰り返し遊べます。上手に作ると、高さも電柱の高さぐらいは楽に上がるので楽しいですよ。

tobasi
<打ち上げ落下傘>

 

gaikan
<打ち上げ姿と着地姿>

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用意するもの

  • ボール紙: A4ぐらいの大きさ 1枚
  • ビニール: 30 × 30cm 1枚 (新聞の雨除け袋のような薄いもの)
  • 輪ゴム: 普通の輪ゴムと大きい輪ゴム 各数本
  • 割りばし: 1本
  • 裁縫糸: 3mぐらい
  • テープ: セロハンテープとガムテープ 少々
  • (道具): はさみ、鉛筆、定規、針

作り方、飛ばし方

ロケット本体(ボール紙の箱)の型紙や作り方などは、PDFファイルにまとめました。

下にあるダウンロードボタンをクリックするとファイルが開きます(お使いのパソコンにPDFを見られるソフトがインストールされていなければ見られません)。

そのまま、お使いのパソコンに保存してもかまいませんよ。

普通紙に印刷したロケット型紙の図形をボール紙に写す際は、上で用意した針(裁縫針やコンパスの針など)を使うと便利です。

ボール紙の上に型紙を置いて動かないようにし、線の交点を針で刺していきます。全ての交点を刺した後に型紙を外して、ボール紙に残った針跡を鉛筆で結ぶと、型紙と同じ図形が描けますよね。

さあ友達と競争だ!

下に紹介するようなゲームで友達と遊ぶことにより、落下傘を、

  • もっと高く打上げたい
  • 最高点で落下傘を開きたい
  • もっと早く/遅く開きたい
  • もっと速く/ゆっくり降ろしたい

など、どうしたらよいだろうかと考えます。おもりを変えたり、落下傘の大きさやたたみ方を変えたり、いろいろひらめきます。

いろいろ工夫して試すことにより、どんどんゲームに強くなりますが、なにせ落下傘は風まかせですから、実力のあるガキ大将がいつも勝つとはかぎりません。

そこが「打ち上げ落下傘」で遊ぶゲームの面白いところでもあります。さあ、皆で「打ち上げ落下傘」を作って楽しく遊んで下さい。

軟着陸ゲーム

nantyakuriku
<軟着陸ゲーム>

校庭や空き地に、直径3~4m(要調整)の円と直径10~20m(要調整)の円(同心円)を描きます。

プレーヤーは外側の円から中に入らないようにして、落下傘を内側の円の中に着地させるよう風向きなどを考え、「打上げ落下傘」発射します。

  • プレーヤーは、外側の円より中に入らなければ、東西南北、どこから発射してもかまいません
  • 内側の円の中に着地しても、落下傘が開いてなければ失格です
  • 順位は、円の中心から近い順に「1位、2位、3位・・・」と決めればよいでしょう

滞空時間競争

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<滞空時間競争>

落下傘が開いた瞬間から着地するまでの時間を競争します。時間の長かったプレーヤーが1位です。

でも、「滞空時間競争」で遊ぶ時にストップウォッチを持っているとは限りません。

その時は、皆で声を出して、落下傘が開いた瞬間から着地するまで、心臓がトクン・トクンと脈打つぐらいの速さで「1、2、3、・・・」と数えます。

声を揃えて数えることにより、参加しているプレーヤー全員が納得するリズムの時計になります。

飛距離競争

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<飛距離競争>

これは、「打上げ落下傘」を発射した位置から、着地した所までの距離を競争するゲームです。もちろん遠くまで飛んだプレーヤーが1位です。

メジャーを持っていない時には、飛んだ距離を同じ歩幅で歩き、その歩数で測りましょう。

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