ここのところ週に一回、ベテランの先輩方に教われる正月飾り用わら細工の講座に参加していました。

教わったのは、牛蒡締め作り、玄関飾り作り、輪飾り作り(わら縄式・三つ編み式)、二股作り(これは作り方のみ見学)、と覚えきれないほど教わりましたよ。

先輩方は、まさしく先輩なので人生経験豊富です。同じお弁当をおいしくいただきながら、親しく有意義なお話を伺うことができました。

恒例の年末販売(成果物(わら細工品)を材料費相当額で販売)は、自治体の広報誌をもって知らされるほどの伝統行事?となっており、玄関飾り等については、販売数の3割を超える予約が入るそうです。

当然、当日は講座特待生?である私にも案内がありましたので、未熟ながらも控えのための臨時製作員として待機しました。

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玄関飾り

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販売用大広間とは別室の工作室。飾りつけを終え、完成した玄関飾りが整然と並んでいます。

たくさん写ったこの倍以上の数が製作されています。

パッと見、どれも同じように見えますが、よく見るとそれぞれ作った人の個性が出ています。まだ個性が固まらない人(私〉の作も混ざっています。

手作りですから、同じ作品は二つとありません。ですから、販売開始直後にお求めになる方は、たくさんの作品の中から選ばなければならないので、どれにするか決めるのが大変だと思いますねえ(笑)。

でも、どれを選んでも、講座参加者全員、新年が良いお年になりますように との思いを込めて作っているので、めでたさは一緒ですよ。

うれしいことに、販売初日の午前中だけで玄関飾りは完売でした。

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玄関飾りの本体


玄関飾りの本体です。この作り方も教わりました。

●牛蒡締めの細いものを作り、根元が左上になるように丸く留める。

●下が下がりになっている三つ編みを3本作る。

●牛蒡締めの輪を割り、三つ編みを通す。この時、三つ編みの編み目の模様が「人」の字の向きになる面を表に出すこと。

●三つ編みの上部を「ちょんまげ」風に縛る。

●三つ編み3本を牛蒡締めの輪の上部にたすき掛けのようにして縛る。

と、まあ、概略以上のようにして本体を作ります。

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飾りつけ完了


上は、当講座で採用している縁起飾り物のすべてを取り付けた姿です。10個以上の小物が取り付けられています。小物の名前は、忘れてしまい言えないものもありますので、ここでは省略させて下さい。

玄関飾りの価格は、ほぼこの小物の値段で決まっています。

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長尺牛蒡締め


上は、番外特別講座による私用の作品です。販売品ではありません。

親類には一間幅の神棚を祀る家があることから、長尺の牛蒡締めの作り方を知りたがっているのを見て取った先輩が、作り方を具体的に指導してくれました。

編む(撚る)ほどに藁を補充しながら撚ることは分かると思うので、補充の具体的な間隔や分量は、数をこなして体で覚えなさいということでした。

基本は、この程度だぞ と指導してくれ、その指導が適切だったことから、最初の作でありながら十分に満足できる作品に仕上がりました。

牛蒡締めが大きくなる分、普通サイズの牛蒡締めに比べて取り回しがしずらくなりますが、そのための小技もいくつか教えてくれました。

写真の牛蒡締めの全長は、約180cmあります。さすがに長いですね。

講習会関係者のみなさま、大変お世話になりました。ありがとうございました。

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