うらうら、ぽかぽか、陽が降り注ぐ南斜面の土手。 寝そべり、蟻さん目線になってのんびりするのも値千金ですね。

そのままジッとしていると、ウトウトしてきます。

そんな日は、90mmマクロレンズを取り付けたK-7を持ち出してお散歩がいいですね。

鳥さん相手のお散歩とは異なり、目線が土手をなぞりますから、どうしても歩みは遅くなります。 だらだら歩くのも気分が変わり、いいもんですよ。

普段は目に入らなかったものが目に入ってきます。

tukusi

今年のツクシ


そろそろだなあ と思っていたら案の定出ていました。この春初めてのツクシを見つけましたよ。

全然痛みがなく初々しい姿ですから、昨日今日伸びたばかりのようです。

我がふるさとではツクシが出ると、すぐに様々な花が咲き、小川が流れ、チョウチョ舞い飛ぶ美しい春になります。

ところで、ツクシって食べられるんですよね。 調べてみました。

ツクシの節にある袴を取り、ゆでてアク抜きして、卵とじ・佃煮・お浸し・天ぷらなどで食べるそうです。

ツクシは、筆の形の部分から胞子が飛ぶ前のもの、そして節と節との間が短い、つまり成長過程のものがおいしいと書いてありました。

と、偉そうに書いていますが、実は、まだ食べてみたことがないのです。どんな味がするんでしょうねえ。 (カミさん、今度作ってくれないかなあ)

nazuna

ナズナ


冬の間でも見かけるナズナ。 冬の間はやはり干からびた感じを受けるナズナですけど、今頃になれば生気が蘇ります。

白い小さい花をたくさん付けていますね。

ナズナ、別名ペンペン草と呼ばれているのは知っていましたが、シャミセン草とも言われているのは知りませんでした。

春の七草の一つで、若苗を七草がゆに入れるようですが、我が家の七草がゆでは例年省略されています。 (カミさん! これも食べてみたいなあ)

Wiki先生によれば、麦栽培が伝来したころにやってきた帰化植物とのことですから、住み着いた歴史は古いようです。

食用になることはもちろんですが、薬効もあるとのこと。

陰干しし、煎じたり、煮詰めたり、黒焼きしたりして用いるようで、肝臓病・高血圧・血便・血尿・便秘・目の充血・・・など、いろいろな薬効があるようです。

私事ですが、子供の頃に腹が痛くなるとニガトウヤクと称し、センブリを煎じて飲まされたことを思い出しますが、ナズナを飲まされた記憶はありません。

yomogi

ヨモギ


ヨモギも育ちだしました。 でも摘むにはまだ早いですね。

この辺ではヨモギと言うよりも、モチグサと呼んだ方が通りがいいです。

名前のとおり、ゆでて(蒸かして?)もち米の中に混ぜ、緑色の草餅に仕上げます。

我が家では、アンコをかけて食べるあんころ餅がご馳走ですね。

自家製餅は、和菓子屋さんで購入した草餅よりも野草独特の強い香りがして、我が家ならではの春を香りで楽しむことができます。

ただ、食べてはおいしい自家製草餅ですが、モチグサを摘むのが大変なんですよね。寒い野原で時間のかかる作業です。

カカサマ、ご苦労様。 毎年ごちそうさま。 今年もよろしく。

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