いよいよ草刈り爺さんが活躍する季節となりましたよ。
2,3年前までは5月中旬以降に草刈りを始めていたのですが、去年は5月8日、今年は4月25日と、毎年早くなってきました。
今年は、桜は早く咲くし、隣の空き地の草刈りは4,5日前に始まったしで、周りからプレッシャーをかけられました。
今までになく早いのですが、しょうがねえ、我が家でも草刈りをしましょうか。
一昨日、流星号(ハンマーナイフモア機)と刈り払い機の整備を行い、昨日、今年1回目の草刈り作業を行いました。
ブログで綴る内容に適しているかどうか分かりませんけど、家で使っている刈り払いの頑張りようを少し自慢?したいので書いてみることにしました。
これが、今でも使用している刈り払い機のお姿でございまする。
我が家に奉公に来てかれこれ30年ぐらいになります。電子点火方式がまだ出始めの頃の日立工機製の刈り払い機ですね。型番に33の数値が入っているので、多分排気量33CCのパワフル仕様でしょうか。
購入4,5年後に一旦エンジンを止めると再始動しづらいという症状を示し、作業しにくく感じてもう一台軽量の刈り払い機を購入したのですが、エンジンがかかればやはり馬力の大きい方が作業がやりやすく、現在でも頑張っている現役マシンです。
依然としてエンジン停止後の再始動困難症状は続いていますが、予定した作業が終了しないうちはエンジンを止めないようにして使えば問題ないことから、また昼休みのように長時間経過してエンジンが冷えれば始動にも問題ないことから、あとから購入したマシンの方は知り合いにお譲りしてしまいました。
当時の使用状態を思い出しつつ概算してみると、今までに1000時間ははるかに超えて働いてくれたと思います。
写真では、まだまだ新品ように見えると思いますが(ウソつけ!)、けっこう傷んでいます。
ハンドルの取っ手のスポンジはくたびれて、あちこち削れています。左取っ手などは中に差し込んであるハンドル金属が露出しています。
肩掛けベルトは、一昨日の整備で3本目の交換(1.6k円)となりました。本体を吊り下げる金具付近からベルトの亀裂が始まるようです。既にベルト2本が擦り切れるほど使ったというところがすごいと思うのですけど。
2本目は、ベルト幅の半分ほどが切れた時点で気が付いたので、去年は細い針金を縫い糸代わりに使ってシーズン終了まで使いました。
写真には写すのを忘れましたが、刈り刃を固定するネジ。刈り刃をボルト軸に取り付け、裏側で袋ナットを締めこみ、新品時はボルト軸が見えないような格好になります。
なんと、その袋金属がすり減って、今では軸に普通のナットを掛けて止めているように見えます。
しかも、ナット厚みも随分薄く見えます(もちろん一緒に擦られる軸も短くなっているんでしょうね、でも、まだまだそのまま使いますよ)。
写真左、プライマーポンプの樹脂ゴム交換。
エンジン始動前にキャブまで燃料を吸い上げるため、ゴムをスポイトゴムのように押します。
でも、ゴムが自分の弾力性でもどりづらくなりました。てっきり30年近く経ったのでゴムがヘタったかと思い、これは昨年の整備で交換しました。
当然、ホームセンターで部品を購入(数百円)し、自分で交換しましたよ。
キャブアッセンブリをエンジン本体および燃料タンクから切り離して取り外し、ゴム樹脂を取り外すためにはどのビスを外せば良いかを観察して作業しました。
作業自体は簡単ですけど、燃料系や空気系にゴミが入らないように細心の注意が必要となります。自分でやってできないほどの作業ではありませんでした。
これで、去年のシーズンはしのげましたが、刈り払い機の使用間隔が長くなるとやはりゴムの戻りが悪いように見えたので気にはなっていました。
たまたまの機会にその話を知人にしたところ、ははーん、そんなに長く使った刈り払い機なら、原因は燃料タンク室内にある燃料フィルタの詰まりだよ と教えてくれました。
写真右、これはエアクリーナーにあるエアフィルタの写真。
エアクリーナーのカバーを取り、その上に横に置いた写真です。
カバーの真ん中にスポンジのクリーナーが収まっています。
初期のスポンジはとうに朽ち果て、2代目のスポンジです。7,8年ぐらい前の話でしょうか、当時専用のスポンジを持っていなかったので、梱包用のスポンジで代用し今まで使っていました。
一昨日点検したら、スポンジが傷むこともなく使えていました。表面が埃で汚れていたので流星号のエアフィルタを洗った灯油に浸して洗ってみたところ、スポンジが溶けることなくきれいに埃がとれました。
梱包用のスポンジでよいと分かったから、灯油を絞って乾かしまたカバー内に戻しました。
灯油絞りはまず指先で大雑把に絞り、その後乾いたウェスにくるんで絞り、ウェスに灯油を吸い取らせるようにすれば具合がいいです。
写真上、刈り刃取り付け部上部の写真。
この部分には回転ベアリングが入っているはずです。
購入後20年ぐらいは何もしなかったのですが、そろそろ潤滑油を補充した方がいいじゃないかと気が付きました。
てっきり矢印のボルトを外し、ニップルを取り付けてグリスガンを使い、グリス注入するのだ思っていました。
でも、ホームセンターのしかるべき部品置き場を探しても寸法が合致するニップルは置いていないんですよね。
おそるおそる農機具売り場の店員さんに聞いてみた所、親切に注入法を教えてくれました。
なんと、なんと、意外な方法でしたよ。
先ほどのボルトを外し、その穴に指先にグリスを付けてすりこみ、口切り一杯になったら指先の腹で押し込む。付けて押し込むを4,5回繰り返す。この程度のグリス注入で十分ですよ と教えてくれました。
なるほど、エンジン停止時に慣性で回っていた刈り刃が止まる直前に出すゴロゴロという異音が出なくなりましたね。
写真下、交換した燃料フィルタ。
上記した燃料フィルタの話です。部品を購入(数百円)し一昨日の整備で交換しました。
燃料タンクの中に先をU字形に曲げた針金を差し込み、中にあるゴムチューブを引き出すと先端に写真のようなフィルタが付いています。
チューブの止めバネを緩めれば簡単に交換できます。
30年使って目詰まりを起こしたフィルタの汚れ具合は、写真の程度です。
現物を眺めて、これを灯油の中に浸しフィルタの口から空気入れでエアーを吹きこんだらゴミが飛び出して再生・・・と一瞬考えた私めは、よほどのケチンボなんでしょうねえ(笑)
この年代物の刈り払い機に手を掛けたのは、以上の事柄ぐらいでしょうか。
その他には・・・、さすがに刈り刃は何度も交換しています。しかし、電極の隙間調整は期間中に一回実施したのみで、プラグ交換はしていません。
世間にはもっと頑張り屋の刈り払い機もあるのでしょうが、家の刈り払い機も頑張り屋の部類だと思うのです。いかがでしょうか。
最後に、”エンジン停止後、再起動困難”の症状。
家のマシンに限っては、多分これが対処法では! という記事を見つけました。
エンジンが熱いうちは再起動できなくて、冷めると何事もなかったように起動できるのです。
(もし、この記事のとおりだったとしたら、25年前に知りたかった! そうしたら予備機を買わなくて済んだのに・・・)
下記記事を公開して下さった執筆者様、ありがとうございました。次回の作業時に試してみます!!
もし、同症状でお悩みのユーザー様がいらっしゃいましたら、ぜひお試しください。
記事タイトル”刈払機・チェンソー 等の 再始動 できない時の対処法”
インスタグラムに投稿しています
テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。
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