今日は、ジョウビタキ、ツグミ、カシラダカが帰郷の挨拶に出てきました。

いずれも群れではなく単独だったので、多分、この地で冬を越すのでしょう。

普段、鳥さん探しの散歩の時は、アジサイ園の遊歩道散歩からスタートしますが、今日はいつもと違って周囲が静かでした。

アジサイ園の周囲は山となっていて、山の上の方から名前の知らない小鳥の鳴き声が聞こえるのが常なのに、今日聞こえるのはカラスとヒヨドリぐらい。

鳥さんの休日なのかもしれないなと思いながら、しょうがないので散歩に精を出すことにしました。

収穫なしでトボトボ歩く桜並木の帰り道、オッチャンが来るのを待っていたよとでも言わんばかりに、順番に3羽が出てきてくれました。

kasiradaka

カシラダカ

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最初に出てきたのはコイツ、カシラダカでした。

休耕田の藪の中から飛び出してきて、葉の落ちた桜の木に登場。

ブツブツ言って申し訳ないが、空をバックに舞台に立たれると、悲しいかな今の眼力ではシルエットにしか見えないのです。

レンズを通してやっとカシラダカだと確認できました。

よく見ないとホオジロと間違うのですが、PCで確認してもカシラダカ。今季初めてのお目通りとなります。

Wiki先生によれば、避暑地・繁殖地はアリューシャン列島、カムチャッカ半島方面とのこと。

北海道からさらに北に、北方四島のあたりを島伝いにアラスカの方に飛んで行って、そして帰ってきたんだね。

お疲れさん。

jyoubitaki

ジョウビタキ

続いての登場は、ジョウビタキ。

ジョビ子ちゃんは少し前に帰ってきてましたが、ゆっくり挨拶したのは今日が初めてかな。

竹藪の中から出てきてくれました。

ジョウビタキは、春先に野良仕事をしていると2,3mぐらいまで近寄ってきて、始末した枯草の跡地にいる虫をついばんでいきます。

人慣れするかわいい小鳥ですよ。

繁殖地は沿海州、バイカル湖方面だそうですから、コヤツも長旅をするんですね。

握りこぶしの大きさもないほど、小さい小鳥なのに、えらいねえ!

tugumi

ツグミ

最後に控えたのはツグミでした。

胸を張りピンと背筋を伸ばした、いつも姿勢の良い子で、我が家の雑地の虫捕りによくやって来ます。

ツグミの繁殖地は、シベリア中部・南部だそうです。

今日は繁殖地を調べたついでに、しみじみ地図を眺めてしまいました。

いづれの鳥さんも海の上は最短距離を飛ぶのでしょうから、多分、本土上陸・離脱は北海道ということになるかと思います。

北海道と当地、茨城でさえ遠いと思うのに、繁殖地までの距離はいかばかりでしょう。

鳥さんたちの生活環境を守り、これからも仲良く付き合っていきたいと思いますよね。

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