西の田んぼ道を散策しても水生動物を見られなかったので、今日は東の田んぼ道を歩いてみました。
いや、どうなってしまったんでしょ、例年今頃の時期は見られるはずの水生動物が見られませんよ。
大体がカエルがいません。 田植えの終わった田んぼの土手を歩くと、足音に気づいたトノサマガエルが田んぼに飛び込むのが普通なのに、全然気配がありません。
数匹の鳴き声が、やや遠くの方から聞こえるのですが姿をみることはできません。
かろうじて、排水が堀に流れ落ちる場所で小さなトノサマガエルを一匹見かけることができましたが、深みに潜り込みそのまま見失いましたので撮ることができませんでした。
田んぼの灌漑用水路がほぼ完全にコンクリート製U字型水路となってしまったため、生息環境が変わってしまったのですね。
昔の風景を懐かしんでいる人間には、どうにも寂しい限りです。
お散歩コースの駐車場に着いてドアを開けたら、アレレ? 変な虫がボディに留まっていました。
なんだろ? 見たことのない昆虫です。パッと見、トンボのようであり、尾が長いです。
ちょっと時間をおいて、アア、これはカゲロウだな と気がつきました。帰って調べてみたら間違いない、カゲロウですね。 種類までは分かりませんが・・・
小学生時代、春休みの遊びに水ぬるむ久慈川での雑魚釣りがありました。
川底のやや大きめの石を取り上げると、砂粒を貼り合わせて作った巣の中にカゲロウの幼虫が住んでいて、これを餌に釣りをしたものでした。
その時期の幼虫(”カワムシ”と呼んでいました)が成虫となり、飛び回るのが今頃になるんですか、なるほど。
タニシは健在。 でも、体つきは小ぶりだなあ。
それと、数も去年よりは少ないようです。
カエルの声はわずかに聞くことができます。 しかし、その卵、そしてオタマジャクシは見かけませんでした。
田んぼのギャング、ザリガニも見られません。
ひょっとして、コンクリート製用水路のせいだけではなく、サギ、カラス、イタチ、タヌキどもが食ってしまった可能性もありますね。
さて、田んぼに水があるうちにどれだけ勢力を盛り返すでしょうか?
小さい小さい種類のアメンボは、例年通り多くの数が生息していました。
この倍ぐらいの大きさのアメンボも住んでいたはずなんですが、大きいアメンボは見つけられません。
大きいアメンボもどこかへ行ってしまったようです。
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