晴れの日中や小雨の中でバーベキュー(BBQ)をやるなら、タープを設営するのはあたりまえでしょ、なんてヤボは言わんで下さい。

いつ購入したかも忘れていたタープを思い出し、広げてみたらビックリしたという話なんですから。

いつ買ったタープでしょう? 静かに胸に手を当てて思い出してみます。

多分まだ働き盛りの時分に、子供たちも少し大きくなり家族そろって休日のアウトドアも楽しいかなと考えだした頃でしょう。

確かその頃に所有していた自家用車もセダンタイプからワンボックスタイプに乗り換えていたと思います。

見よう見まねで屋外BBQなどもやってみたら、楽しいけどお天道様が暑いなあ等と贅沢を言い出し、購入した品物だったはずです。

なけなしのお小遣いを投入した甲斐があり、日陰での飲食ですから何時間でも頑張れるようになりましたよ。

当時は楽しかったBBQですが、家族の成長に伴いいつしかBBQを楽しむ機会もなくなり、タープは物置の隅で休眠という状態になっていました。かれこれ30年近く(以上)放置されていたことになりますね。

今回の出番で探してみたら、物置の中からは追い出され、土間の吹きさらしの片隅に辛うじて段ボール箱があるなと分かる程度に土ぼこりに埋もれた状態で置いてありました(幸い、期間中、雨にだけは当たっていないはずです)。

で、ことの発端。2月頃に、GWは皆休める日もあるだろうからBBQでもやらないか? 孫娘のWKNちゃんも帰って来れれば楽しめるだろうし。 との提案が近くに住んでいる娘夫婦からあったのです。

ジジ・ババに特段の異議はないので、そのように心づもりはしたのですが、WKNちゃん一家は今年のGWには都合で帰れない事情があったようで、その点ちょっとだけ寂しいBBQになってしまいました。

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タープで日陰つくり


写真は、タープ設営完了状態。

近場でのBBQ会場は久慈川河川敷と言うのが定番ですが、片付けやトイレのことなどを考えると我が家の芝生がよいのでは? という意見に、これも異議なし。

当日は快晴。日陰が欲しくなったら家の中に逃げ込むという手もあるけど、それもナンセンス。

ここでン十年ぶりに埃まみれタープの出番となったわけです。

問題は、果たして何十年も前のタープが再び使えるかどうかですね。まずは埃払い。これには時間がかかりました。

段ボール箱を庭に持ち出すだけで、ズボンもシャツも埃まみれです。しょうがない、ジサマ一人が犠牲になって開梱しましょう。

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30年前のタープ


開けてみてビックリ!! 当時使っていた状態(品質)のまま各部材が出てきたのです!

タープ生地やロープは化繊なので、ボロボロになっているのではないか、ボロボロにならないまでも、引っ張ったら千切れてしまうほどに劣化しているのではないかと予想してました。

金属ポールやペグは全然錆び(赤錆びのこと)ていません。当時手垢でメッキが変色した状態ではありましたが、全くそのままでありました。土に何度も打ち込んで使ったペグ(丸棒)ですら錆びていないんですよ!

いやー、これには驚きました(本音を言うと、開梱して使えないのを確認して廃棄するつもりでした)。

30年が経過しても元のように使えるという製造品質に心から脱帽です! (私はアウトドア業界の常識が分かりません。これは驚いていいんですよね??)

また使えると分かり、うれしくなって設営作業にも力が入りましたよ。

当時、多少の風があっても一人で設営していたのですが、やり方なんぞすっかり忘れていました。しかし、体が覚えているんですねえ。

多少ぎごちなかったですけど、無事一人で設営できました。

●この辺に建てようと思う場所に、タープ生地を広げて主柱2本の位置を決める。

●主柱を結ぶ線をイメージし、その延長線上にペグ2本(延長線をまたいで)を打つ(ペグと主柱の接地点を結ぶと正三角形もしくは二等辺三角形になるように)。

●主柱の天辺にタープの鳩目、およびロープを引っ掛け支柱を立てる。この時タープ生地は反対側の主柱方向に伸ばして置き、立てようとする主柱が反対側の主柱方向に倒れようとするように、その倒れようとする主柱を2本のロープを引っ張って倒れないようバランスを取りながら立てること。主柱がある程度の角度まで立ったら2本のロープをそれぞれのペグに固定する(片側主柱の仮立て)。

●同じ要領でもう片方の主柱を立てる(こちら側は、仮立て主柱が引っ張ってくれているので、ほぼ垂直の角度まで立てられるはず)。

●仮主柱側に戻り、きちんと垂直に立てる(これで、タープの芯となる主柱2本が4本のロープによって張られるので、かなり頑丈な構造となる)。

●あとはゆっくりタープの四隅となる補助柱を立てればよい(補助柱のロープはタープ中心から補助柱を結ぶ線をイメージし、その仮想線をまたぐ格好でペグを打つ)。

●各柱の垂直や、各柱同士の並びなどを微調整して終了

*ペグは、先端がタープ中心方向に向くように斜めに打ち込むこと。

と、私の場合はこのようにして設営しています。

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楽しいバーベキュー


こちらは、当日主役の皆さん。

皆さんは、お肉を焼いたり、おいしい料理作りを担当する人。

私めは、おいしい御馳走をいただく人、そして冷たいビールを飲む人。 これでいいのだ! おいちゃんはバカボンのパパなのだ!

***
長期間が経過しても昔通りにタープが使えたということがとてもうれしかったので、メーカー等をここで紹介させていただきます。

●メーカー: クロスター産業株式会社 (埼玉県三郷市)
●商品名: キャノピー VH-301S(番号は不正確)
・生地: ポリエステル250D
・サイズ: 290 × 350 cm
・色: ネイビー

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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