ユーチューブの音声をmp3ファイルに変換し、Windows Media Player(WMPと略)の書き込み機能を使って音声CDを作るDIYです。
(追記:ユーチューブでは再生時以外のダウンロードを利用規約ですべて禁止している との投稿を見かけたので、さらに調べてみました)
ママ(私の娘)がユーチューブにアップした孫の発表会の動画を見ていたら、画面の横に懐かしい「月光仮面」だったか、「怪傑ハリマオ」だったか、次に映る動画の予告が出てきました。
ナヌゥ~! とおの昔に絶滅したと思っていた少年雑誌ヒーローの主題歌が今聞けるのか! 検索してみたら、「鉄人28号」も「まぼろし探偵」もヒットします。
うれしくなりました。 幼きガキ大将時代に、大きくなったら正義の味方になるんだと、あの山で、あの川で大声でガナった当時の興奮がよみがえってきます。
「よぉ~し、決めた! 動画から音声データを拝借してパーソナルCDを作り、車の中で大声で歌うぞ!!」(窓を閉めて走りながら歌えば、恥ずかしくないもんね)
こういうことなら行動が速いですよ、自分で自分に感心します。
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使用機材等
●使用パソコン:Windows10 オールインワン(?)式ノートパソコン
●CD書き込み機:パソコンに内蔵のCDドライブ
●CD書き込みソフト:Windows10に組み込まれているWindows Media Player
●書き込みCD:写真データのバックアップ用に使っているCD
気になった点
カセットテープのダビングでは、個人利用の目的であれば著作権のおとがめなしと覚えたのですけど、人生をそれなりに生きてきた人間としては、気になる点がさらに2点あったので調べてみました。
音楽用CDとデータ用CD
書き込みのための空CDには、音楽用とデータ用の2種類が市販されており、一般には音楽用CDの方が高額となっています。
真偽のほどは定かでありませんが、レンタルCDのダビングを許す代わり、その減少した著作権料を補てんする意味もあって、ちょっとお高い音楽用CDが市販されているとか、レーザー光の反射率に違いがあり、プレーヤーによってはデータ用CDを再生できないものがあるとか、記載した記事もありました。
いくつかの記事を読んでみて、自分としては次のように受け止めました。
ダビングに使用する機器について、私的複製補償金を払わなければならない機器というのが定められており、そこに定められた大抵の機器は「音楽用CD」を使わないとダビングできないようになっている。
パソコンは、定められた機器に入っていないので、「音楽用CD」にダビングしても「データ用CD」にダビングしても違法にはならない。
また、性能的には両者に違いがないと考えてもよさそうかな と感じました。
ユーチューブからの音声データダウンロード
これについても、もちろん著作権がつきまといます。個人利用の目的ならおとがめなしかと思うと、そんなに簡単ではないようです。
インターネット上にアップされている違法な音楽・映像ファイルを、それを違法ファイルと知りつつダウンロードすれば、ダウンロード行為は違法になるんだそうです。
うーん、これは困ったぞ。
法律に詳しくないので解釈を間違えているかもしれませんが、〇〇歌手の新曲を聴きたいなどと検索すると、テレビで放映した動画が出てきたりします。
あれは、著作権だか放映権だか、正規の権利を有する人が広く世間の人にダウンロードして欲しくて、サービスでユーチューブにアップしているわけではないですよね。
そう考えると、正義の味方になることを夢見て成長してきたkahoo元少年は、安易に思いつき行動をとれなくなってしまいました。
やむを得ない、ここは一番、CD作成の目的を変えることにしました。自分のCDを作るより、孫の成長を見守る優しいジサマに徹することにしますよ。
よーし、合法的にアップしていることが確実な、孫の発表会の音声CDを作ることに目的変更だぁ~!!
(追記:目的変更後、動画から音声データを抜き出すためのダウンロードは、ユーチューブの利用規約に抵触するかもしれない(自分だけでは読解困難)と知り、本稿の公開継続を悩んだのですが、ほどなくそれを打ち消す解説記事(巻末参照)を見つけました。
ダウンロード禁止条項の読み方は前記投稿者と同じですが、著者の phuan_sanitさんは、別条の記載文により、米国法が適用されない地域では現地(日本)の法律を遵守すればよく、ダウンロード禁止条項に縛られることはないとの主旨を解説されていました。
自分としてもその解説に納得できますので、一時、部分削除を考えた次の「動画音声データをmp3ファイルに変換」項を原文のまま残すこととしました)
動画音声データをmp3ファイルに変換
動画に流れる音声データを拡張子が.mp3のファイルに変換する方法は、ネットで種々公開されています。
今回は、動画サイトのURLをコピーして貼り付けるとmp3ファイルに変換し、自分のPCにダウンロードしてくれるサイトを見つけたので、利用させていただきました。
次のサイトです。確か登録不要、無料だったと思います。サイト運営者様ありがとうございました。
ファイル変換サイト
●検索する場合のタイトル:YouTube MP3 変換 – YouTube ダウンロード – TheYouMp3
●URL:http://www.theyoump3.com/
注)URLにリンクは貼ってありません。ご利用の場合は、http://の最初の全角文字hを半角文字に直し、ご自分のブラウザにコピーして接続してください。
ファイル変換の作業手順
(1) まず、音声データを取り出す動画ページのURLを、上部のアドレスバーからコピーします。
作業を始めるにあたり、音声データを取り出す動画が複数ある場合には、動画ページはタブ1で、変換サイトはタブ2で というように切り替えて作業できるよう、別々に起動しておくといいですね。
(2) 次に、タブを切り替えて変換サイトの画面を表示し、先にコピーしたURLデータを「INSERT THE VIDEOLINK HERE」欄に貼りつけます。
続いて、「CONVERT」ボタンをクリックすれば、mp3ファイルへの変換作業が始まります。
(3) 少しの時間をおいて、画面にダウンロードボタンが表示されるので、一呼吸おいてからダウンロードボタンをクリックします。
ブラウザがChromeの場合は、ダウンロードが始まると画面左下に進み具合が表示され、作成されたmp3ファイルがライブラリの「ダウンロード」フォルダに保存されます。
なお、続けて別の動画のファイル変換を行いたい時は、画面に表示された「CONVERT ANOTHER VIDIO」ボタンをクリックすれば、最初のURL貼り付け画面に戻ります。
mp3ファイル中に埋め込まれる情報の編集
せっかくmp3ファイルを作っても、楽曲管理ソフトやプレーヤーの表示画面に、「アーティスト不明」とか「アルバム不詳」とか表示されたら興ざめですよね。
ちょっとした手間なので、楽曲情報を編集しておきましょう。
なあに、特別な編集ソフトはいりません。Windows組み込みのエクスプローラで編集できます。
エクスプローラで「ダウンロード」フォルダの中身を覗いてみると、先ほど作った例えば「夕焼け小焼け.mp3」が入っています。
このファイルを選択して右クリック。開いたダイヤログで「プロパティ」、「詳細」タブとクリックします。
すると、楽曲の情報項目が表示されますね。自分の場合は、歌手名とかアルバム名が気になりますので、これらの項目をクリックして入力窓を開き、「WKN(ちゃん)」および「ユーチューブ(の)WKN(全曲集)」とタイプしました。
さらに気になる項目があれば、同じ要領で好きなように編集できます。
説明は以上ですが、上の写真中、余分な赤矢印の説明を補足しておきますと、
・左、「ミュージック」を指している矢印は、後出の「WMP」ソフトが管理するミュージックフォルダとはこのフォルダですよ という意味です。
・上部、「参加アーティスト」と「アルバム」の矢印は、その辺の位置で右クリックするとダイヤログが開き、項目をチェックすれば表示項目を増やすことができますよ という意味です。
WMPを使ったCDへの書き込み作業
CDへの書き込み作業に使うソフトは、Windows10に組み込まれている Windows Media Player を使うことにします。
パソコンのデスクトップ画面の左下にあるスタートボタン(田マーク)をクリックするとインストールされているアプリケーションが表示されるので、「Windowsアクセサリ」。
出てきた「Windows Media Player」をクリックすれば、WMPが起動します。
CDへの書き込み手順
(1) まずは、CDに書き込みたいmp3ファイルをWMPに認識させなければなりません。このため、「ダウンロード」フォルダに置いてあるmp3ファイルを「ミュージック」フォルダに移動します(「ミュージック」がWMPの既定フォルダ)。
今回は「ミュージック」フォルダの中に「ユーチューブWKN」フォルダを作り、そこにダウンロードmp3ファイルを移動しました。
(2) 少々の時間をおき、WMPの画面、左の「アルバム」の中身を見てみると、「ユーチューブWKN」が表示されたので、右上の「書き込み」タブをクリックし、書き込み作業に入ります。
ところで、左上の「整理」への矢印は、WMPで管理するフォルダをさらに追加したい場合はここですよ の意味です。
「整理」⇒「ライブラリの管理」⇒「音楽」⇒ミュージックの場所「追加」で指定することにより、増やすことができます。
(3) アルバムの中身を展開し、ファイルを表示します。また、右上の「書き込みオプション」をクリックして、一覧から「オーディオCD」にチェックを入れておきます。
(4) CDトレイを開き、書き込み用CDを挿入します。
今回使ったのは、700MBのCD-R。 80分記録できるようです。
(5) 書き込みたいファイルを右欄の書き込みリストエリアにドラッグします。
(6) 書き込みリストを見て曲の数や順番をチェックし、OKなら上の「書き込みの開始」ボタンをクリックします。
「書き込み完了」と表示され、CDがトレイから排出されたら作業終了です。
・・・・ 手順を間違えてCDが1枚無駄になるかな? などと緊張しながら作業したので、ちょっとだけ気疲れしました。
でも、オリジナルの音よりも良い音に仕上がったので(ウソつけ!)、よかったです。
なあ~んだ、簡単じゃん!!
これで、いちいちユーチューブを映さなくても、気軽に、いつでも、どこでも、しかも繰り返しで、孫の初演奏を聞くことができるようになりました。
<ユーチューブのダウンロードに関する参考記事>
●検索する場合のタイトル:YouTube動画のダウンロードは、家庭内での私的使用であれば合法です。
(最終更新日時:2015/10/10)
●URL:http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n249081
●著者:phuan_sanitさん
* phuan_sanitさん、ご教示ありがとうございました。
注)URLにリンクは貼ってありません。ご参照の場合は、http://の最初の全角文字hを半角文字に直し、ご自分のブラウザにコピーして接続してください。
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