お散歩の傍ら、今日は奥茨城村?近くのにわか農事通信員を勤めましょうか。
この辺の田んぼでは、ゴールデンウィークが田植えのピークとなります。気候的にも、また労働力の確保の面でも、このタイミングが最も適しているんでしょうね。
4月29日には田起こしした姿の広大な田んぼが、(今年の場合)5月7日には7,8割方、早苗の光る田んぼに変身することと思います。
近年は、どこの農家でも大型トラクターで代掻きし、植え幅が1mも2mもある乗用タイプの田植え機での作業となるようで、昨日の散歩では何でもなかった田んぼが、今日は田植えが終わっているというような光景が見られます。
スポンサーリンク
田んぼを持っているほとんどの農家は兼業農家と思いますが、聞くところによれば、農協に頼めば、苗作りから一式の作業を請け負ってもらえるんだそうです。
そうは言っても、農家にとって田植えは一大イベントですから、家族総出でのお手伝い?となるみたい。
休憩時間帯ともなれば、あちこちのあぜ道で色とりどりのレジャーシートが広げられ、お宅によってはパラソルの花も咲きます。
まあ、農家にとっても一種のレジャーなんでしょうね。昔のように苦役感を感じる顔は見られません。
軽トラ並ぶ狭い農道を暇そうに黒龍号でジグザク走る自分としては、ちょっと気が引けますけどね。
各々の田んぼに水を引き込む灌漑用の小堀は、昭和時代はだいたいがこんな用水路でしょうか。
今はほとんどがコンクリート製の用水路となり、なつかしい昔ながらの「春の小川」風景は見られなくなってしまいました。
こうしてブログを書いていたら、小学低学年の頃、先生に連れられて自然観察に行き、ズボンを濡らして遊んだことを思い出しました。
大堀から小堀に水を流しだす土管の付近には、カワニナがたくさんいました。そう、夏休み真近かの夕暮れには、(カワニナを餌にする)蛍がたくさん舞ったんですよ。
田んぼの中を流れる大き目の用水堀や淀みには、いろいろな水生生物がいましたね。
メダカ、フナ、タナゴ、ドジョウ、ホトケドジョウ(スナムグリ)、ナマズの稚魚、蛙の卵、オタマジャクシ、ザリガニ、タニシ、ゲンゴロウ、ミズスマシ、タガメ、アメンボ、吸血ヒル、イモリ(アカハラ)、ギバチ、カニ・・・
いや~、なつかしいなあ! もっと、もっといたと思うのですが、名前を思い出せません。
この中で、今でも見られますよ と言えるのは、オタマジャクシ、タニシ、ザリガニ、アメンボぐらいかなあ。
みんな、どこへ行ってしまったのでしょうねえ。帰ってきて欲しいなあ!
春の小川といっしょに無くてはならないもの、それはタンポポとレンゲソウでしょう!
先の小堀を背景に撮りたかったのですが、タンポポを入れてうまく撮れませんでした。
タンポポは、掃いて捨てる程繁殖していますね。ほとんどが西洋タンポポだと思いますけど。何せ、真冬の12月ですら咲いていますから。
一方、残念ながらレンゲソウはもう何年も見ていません。昔は、春先の田起こし時に漉き込み、肥料にするため米の収穫後に種を蒔いたものですが、今そのような農法を行う農家はないようです。
レンゲソウについては、ウサギが大好物なんですね。子供時代にウサギを飼った時期があったんですけど、かわいいウサギのために、毎朝レンゲソウ摘みを日課にしたことも思い出しました。
スポンサーリンク
- 投稿タグ
- ブログ