日差しは暖かいのですが、表に出ると空気が痛く感じられます。
いよいよ冬本番、本格的に寒くなるのはこれからですね。
毎年この時期になると、冬を確かめたくって出かける場所があります 。
それがここ、極めてローカルな地名なんですが、”ナベドー”と言い、私の生活圏内で 一番見事な氷壁が見られる場所なんです。
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久慈川流れる田園地帯と居住区台地の境に存在する断崖絶壁であり、一年中地下水がしみ出て滴が落ちています。
また、台地の北東面に位置し、日陰でもあることから、北からの風がまともに当たり、寒い時期には広く高い大きな氷壁が出現します。
今日も期待して出かけたのですが、見られたのは上の写真のとおりでした。
うーん、今年の冬はずいぶん暖かいのですね。もっとも、本当に厳しい寒さはこれからですけど。
崖のあちこちで製氷中ではありますが、まだまだ気温の低下が足りず、製氷中のツララ同士が繋がれないようです。
溶ける、凍るのせめぎあいが続いており、時々ツララの落ちる音が聞こえました。
子供の時分には、ツララを取って冷たさを肌で感じたり、舐めたりしたものですが、今はもうその元気はなくなりました。
足元を見ればジャノヒゲ、別名龍のヒゲとも言うようですが、株の数が年々増えているような気がします。
細い葉っぱの集まった小さな株、葉を分ければ中に青い実が残っていました。
懐かしいですねえ。この実をゴム銃(一般にはパチンコと言うのかな)の弾にしたり、砂山を作って山肌に螺旋溝を堀り、頂上から転がして遊んだりしたものでした。
遠い昔を思い出させてくれる、昔とちっとも変わらない”ナベドー”。久々に寒い冬の散歩を楽しませてくれました。
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