秋の気配あれこれ

過ごしやすい季節が、やっとやってきました。

なんて書き出すと、涼しくなって何日も経ったような気がしますが、タオルケット１枚で腹を出して寝るとヤバイと感じたのは、まだ２晩めなんですよねえ。

経過時間を感じる体内時計の針の進み方が、かなり怪しくなっているボケオヤジ（爺）でございます。

お散歩しても汗の出方がかなり収まってきたので、愛機を肩に掛けて辰の口親水公園に出かけてきました。

ツクツクボウシは盛んに鳴いていましたけど、小鳥さんの鳴き声は全然聞くことができなかったです。

土手を歩くと、周囲の田んぼでは稲刈りが始まっていました。

脳裏に浮かぶ我が故郷の秋の原風景は、秋晴れのもと、家族総出で行う稲刈りの風景なんですが、今は無機質な鉄の塊がエンジン音を響かせて稲穂を呑み込んでいく姿しか見かけなくなりました。

爺ちゃん・婆ちゃん、それに赤ん坊を背負った母ちゃんまで田んぼに出て働き、お昼や３時の休憩時間には家族全員が土手に座って持参した野良弁当を食べる　なんて光景は、まったく見かけなくなりました。

そんな風景が無くなったのはいつの頃からでしょうか。　つい、昨日のような気もするし、遠い昔のような気もするし･･･　　寂しい限りです。

こちらは、アジサイ園の山肌に自生する葛の花。

稲刈り風景の変化とは関係なく、何十年も何百年も変わることなくこの場所で花開いていることでしょう。

葛、マメ科クズ属のつる性の多年草ですね。林業的には、植栽樹木に巻き付く害草として嫌われています。

根には、多量のデンプンを含みクズ粉がとれ、牛馬の飼料として重宝された時期もありました。

秋の七草の一つであります。

木道を歩いていたら、コヤツが目の前に飛んできました。

つるんでいるのは、シオカラトンボのツガイですよね？　たしか、シオカラトンボが雄、ムギワラトンボが雌だったような。

シオカラトンボは、夏の印象。　秋は、やはり赤とんぼでしょう。

今年の夏も終わりが見えてきましたね。　暑かった夏ですが、終わりとなればこれもちょっと寂しいような･･･

 

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まだ損失がでないので、もう少し掲載を続けます。

 

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