わら細工習得講座、はい、新年を迎えるための「しめ縄作り講座」のことでございます。

ありがたいことに、今年も成果発表会に参加しないかとお誘いがありました。

今年で3年目、俗に石の上にも三年とか申します。三年も経てばさぞや上達しただろうとお思いでしょうが、実際のところは初年度と全く一緒、いや、物忘れがひどくなっている分、初年度よりも悪い状態になっているかもしれません。

初年度に備忘録として記録しておいたメモを見直しても、肝心の具体手順の細かい要領が思い出せません。

やはり、歳をとるほどに期間を短くした反復訓練が大切になってくるということですね。

そういう事情もありますから、ここは素直にお誘いを受けて、脳ミソを刺激させていただくことにしました。

それから、3年目ともなれば、ごく親しい親類から「今年も手作りしめ縄」を届けてくれるのかな? との声もかかるようになってきましたのでね。

11月から毎週、天皇誕生日の成果発表会最終日まで、地獄の「虎の穴」特訓に耐え抜きましたよ(笑)

(でも、やっと体が基本動作として覚えこんだ頃に終了日を迎えてしまい、来年にはまたすっかり忘れてしまうんでしょうねえ)

tamakazari

玄関飾り


地元に定着した年間行事となっていますので、成果発表会には購入予約も入り、約3割ぐらいの数が予約となるそうです。

写真は、正月らしくにぎにぎしい化粧の「玄関飾り」。予約分は別室保管となっていて、残りの分だけでもこんなに数があります。

講座参加人数は、4,5人ですから、1人あたりにしてもたっぷり製作練習ができます。ありがたいことですね(でも、上達しないんですよね)。

写真中ボカシのお姉さんは、普段はお料理上手でやさしい人なのですが、作品の品質チェック時は鬼教官に変身です。

厳しくて、おっかねえですぞ!

goboujime

ごぼう締め


こちらは、「ごぼう締め」、神棚の前に飾ります。3尺長さを標準品として、2尺、4尺、5尺と注文に応じて作ります。

奥の方には、縄に〆の子を付けた「単なるしめ縄」や、先輩方が「オガマサマ」や「二股」と呼ぶしめ縄、そして「輪飾り」も作りました。

多くのお客さんは地元神社の氏子なので、しめ縄に付ける「紙垂(しで:ヒラヒラした白紙の短冊)」は神社から配布されるようです。

でも、紙垂が欲しいとのお客さんもいますので、用意はしてあります。

wakazari

輪飾り


当講座で製作している「輪飾り」の写真。

昔、我が家で飾っていた「輪飾り」よりは輪が大きく、〆の子が短いです。

ネット記事によれば、輪飾りは玉飾り(玄関飾りのようなにぎにぎしい飾り)の簡略版だそうで、車や、火の神様(台所)、水の神様(井戸、トイレ、蛇口)の入り口に飾るそうです。

kadomatu

門松


講座会場である地域のセンター入り口に飾られた門松。

立派な、そして本格的な門松ですね。「わら細工講座」の先輩方が作りました。

去年、今年と2回、製作過程を見せていただいたので、おおよその作り方が分かりました。

〇土台は20リットルブリキ缶(取っ手取り外し)に砂詰め、それをコモで巻く。縄の巻き数は上段が3巻、中段5巻、下段7巻、止めはイボ結び。
〇竹は3段に縛る。巻き数は上段が3巻、中段5巻、下段7巻。結びの飾り輪は、上段が蕾、中段3輪、下段5輪(輪の作り方は、ネット「縄、飾り結び」あたりをキーワードに検索しなさいとのこと)
〇竹斜め切断面の節は、笑顔の口元を表現したものとのこと
〇竹の高さで父、母、子を表現(並べ方については要確認!)
〇竹の周りの飾りは、ナンテン、クマザサ、松を使用(梅は縄の飾り結びで代用表現)。

自分でも作ってみたい気はしますが、さすがにこのスケールではビビりますね。

さて、さて、今年も残りあとわずか。今年中に終わさなければならない雑用、まだたくさん残っています。

明日から、必死こいて終わすべえでござりまする。ファイトォ、オゥ!!
 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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