コロナ旋風が吹き荒れ世の中戦々恐々としておりますが、季節はそういう事情はお構いなし。定めに従い着実に巡っています。

我が家の菜園も夏物野菜を作付けする季節となってまいりました。

ご近所の先輩格の奥様方が野良仕事に勤しみだすと、家のカミさんのお尻にも火が付きます。

江戸の長屋は井戸端会議とか言いましたが、我が家の周りは”野良端会議”で地域の交流を図っているようですね。

「誰それさんのお宅では豆に手を立てたとか、もう何々を植えた」などと言い出したら、そろそろ御鉢がジーサマの方に回ってきますので覚悟を決めなければなりません。

要するに、野菜作りを始めたいので畑を耕してくれ ということなのですが、思いたったその日に掘ってくれと言われてもねえ。

自分は、道具は使う前に手入れするタチなので、耕運機の整備から始めなければなりません。

この辺の事情をやっと理解したようで、近年は2,3日のうちに とか作業日の猶予をもらえるようになりました。

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作付け準備


こちらは、第2菜園の昨日の姿。

畑掘りは木曜日に終わし、苗植え付けのためのビニール張り(なんて言うんだろ? 床作りでいいんですか?)を昨日終わらせました。写真中、先にあるネギも昨日植え直したものです。

普通、畑掘りって手前から耕運機を向こう側に走らせ、向こうで進行方向を180度変えて戻って来て、そしてこちら側でまた進行方向を180度変えて、というようにして掘りますよね。

ところが、我が家の菜園の場合、狭い農地の中に半年前の作付けトンネル(中に作物が育っている)が一部残っていたりして素直に掘ることができず、前進・バックを繰り返して掘らなければならない所が必ずといっていいほどあるのです。

今回の第2菜園には、先の網トンネルの部分と、カメラ位置より後ろにある大根の作付けしたエリアと、2か所ありました。

網トンネルの部分には、2月蒔きのキャベツとブロッコリーが育っているとのことです。

とても掘りづらいので、カミさんには作付けの仕方をよく考えるように何度も話しているのですが、一向に改まる気配がありません。

なんでも、収穫時の動線を考えたり、輪作回避を考えたりすると、なかなか思うようにはいかないんだとか。

季節の作業として、いつもは畑掘りだけすれば無罪放免になるのですが、カミさん作業予定日の昨日は風が強い日だったので、ビニール張り作業のお手伝いも仰せつかってしまいました。

優しい旦那様を自負しておりますから、当然喜び、進んで手伝わせていただきましたよ(ホントかな?)。

ビニールを張るエリアに4,5種の肥料を撒き、土を万能で掘り混ぜ、平らに整地してその上にビニールを張ります。数日放置して熟成させてから苗を植えるようです。

万能作業が老体の腰と肩に効くなあ! と独り言。

とりあえず先に作付けする分として4床。

網トンネル脇がキャベツを作付けする床で、手前の3つは、ナス、トマト、キュウリ用だそうです。

なまくら体にはいい作業をさせていただきました。

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キャベツの苗


網トンネル脇の穴あきビニールシートには、このキャベツ苗を植えるんだそうです。

ベランダに置いた小さな草花用ビニール温室で育てていました。

一緒になった頃から草花の好きな嫁さんだなあ と思っていましたが、とうとう野菜苗まで自前で作るようになりましたよ。

あちしが退職後ご隠居さんを決め込んでいるものだから、稼ぎがなくなって家計が苦しくなってきたのかしらん。グチをこぼさない人なので心配だなあ! とは、これも独り言。

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キヌサヤの手


こちらは第1菜園。一週間ほど前、キヌサヤの手を作る手伝いをした証拠写真。

支柱を立体的に組んでいく時に、補助者がいた方がなにかと作業がやりやすいので手伝えと言われました。

たいした作業じゃないのですが、お手伝いできる絶好の機会。喜んで支柱をささえましたとさ。

しかし、豆って丈夫ですねえ。霜にあたって枯れたのに、脇から芽を出してまた茂りだしました。

そうそう、今回の畑掘りでは第1菜園の畑も少し掘りましたよ。

カブと大根が植わっているという網トンネルの横、3,4畳ばかりのわずかな三角領域を前進・バックの繰り返しで掘らされました。

”いい加減にしろ!!”とは言わずに、こんな仕上がりでいいかな と笑顔で作業した自分にご褒美をあげたいですね。

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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