♪もういくつ寝るとお正月ぅ~♪ が来て、また一つ歳を取ってしまいました。

世の中、数え歳がまかり通る時代に育てられたものですから、小学生の頃は「僕は何歳?」と聞かれると、満で答えるか数えで答えるか迷ったもんでした。

そして、今では取った歳が多くなってしまい、幾つになっているのか悩むお年頃となってしまいました。

さて、どんど焼きも終わった今日この頃、せっかく当ホームページを覗いてくださったのに賀状が表示されたままでは失礼ですので、工作ものをアップして更新させていただきます。

kawamuki

柿の皮むき器


写真は、この秋初めてお目見えした我が家の柿剥きシステムであります。使ってみたらすごく便利なのでご紹介します。(写りの干し柿は生柿の代用です)

ネットを見れば、電気ドリルの先に柿を刺す爪を付け、柿を回してピーラーで皮を剥く というアイデアがたくさん公開されているので、珍しい所は何もないのですが、自作となる爪の作り方を工夫しました。

雑地のど真ん中にたった1本、ふんぞり返って育っている”蜂谷柿”。何十年かぶりに大豊作で、たくさんの実を付けたのです。

例年は、スライス干し柿を作る分だけジサマが頂戴し、残りは鳥さんの分と割り切っていたのですけど、鳥さんも食べきれないほどの実がなったので、本気で干し柿を作る決心をしたのでありました。

(結果としてみれば、人間様用として採った柿の実が約600個ぐらいなので、全部では1000個ぐらい成っていたんじゃないでしょうか)

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接続爪


ドリルチャック先端に柿を刺し込んで固定するために、自作した接続爪のアップ写真。

衛生的(錆びない、腐らない)、安い、加工簡単、長持ちする の観点から、ステンレス製のボルト、ナット、ワッシャ、釘、そして道具箱の隅に残っていたアクリル板の小さな残材 で作りました。

出費は金物だけだったので、200~300円ぐらいじゃないかしら。

構造は、写真を注意深くご覧いただければお分かりになると思いますので、要点のみ。

芯となるボルトナットは、M8、首下30mm。釘は長さ45mm。ボルトの六角側に接するワッシャ(小)の外径は25mm。

釘3本を差込み、位置決めしているのはアクリル板。釘は三角配置、先のワッシャ(小)外径と接する位置に。

アクリル板厚みは3mm、円盤に見えるのは完成後ワッシャ(大)に沿わせ、(適当形状をしているアクリル板の)出張った部分をグラインダで削って整えたから。

アクリル板から釘が抜けるのを防ぐため、ナット側に入れたのがワッシャ(大)。外径35mm。

このような構造で、ボルト・ナットをきつめに締めれば、釘がガタつくこともないし、釘間の平行も保たれます。

ここでは釘固定にアクリル板を使ったのですが、鉄鋼用のドリル刃を持っているならワッシャ(小)を釘穴をあけたワッシャ(大)に入れ替えれば、アクリル板を使わなくても良くなりますね。

【使用してみて】

●包丁で柿の皮を剥く苦労がアホらしくなるほど、皮むきが楽しい! 皮むきそのものの所要時間は3~4秒ぐらい。

柿が回転する時の芯だしを考えながら釘に刺して、そして剥き終えて釘から抜く作業を勘案しても、一個あたりの皮むきは20秒もかからないと思います。

●ただし、適当に柿を釘に刺してはダメ。回転時に柿が味噌擦り運動をしないように、なるべく芯が出そうな位置に釘を刺す必要がある。

●柿の先端からピーラーを当ててヘタ側に皮を剥いていくが(もしくはその逆方向)、ヘタに刃が当たる前に止めなければならないので、少し剥き残りの部分ができる。

などの改善点も分かりました。

ところで、ご存じの方も多いと思いますが、正月に柿は縁起物なんですね。

何てったって、新年に当たっては(福を)かっこめ、かっこめ! ですからね。

(柿米 → かきこめ → 掻っ込め!)

それなのに、それなのに・・・

オヤジが苦労して(?)作った200も300もある干し柿が、食べきれずに残っているからもっと食べろと言ったら、たくさんですだと!

ったく、なんちゅー家族だ! とグチったところで、

我が家では福をたくさん掻っ込みましたので、今年も健康で福々しく生き抜きますよ。

では、よろしくお願いいたします。

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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