彼岸が近いからヒガンバナが咲くのか、ヒガンバナが咲くからお彼岸なのか、どうでもいいことを言いながら、やっと今年も暑い季節を乗りきったな と実感する今日この頃です。

田んぼの土手の斜面に、先端に小さな赤い蕾を付けたヒガンバナを1本だけ見つけました。ヒガンバナは秋の七草ではありませんが、この花が今年の初物となりましたので、ちょとだけラッキー感を味わうことができました。

気分よくお散歩を始めたら、おやおや、久慈川堤防の踊り場となっている土手にまとまって咲いていましたね。ラッキー感、ちょっと半減・・・

これからの季節、写真集などを見ると皆さんため息が出るような美しいヒガンバナを撮っていますよね。いつか自分もあのような綺麗な写真を撮りたいと思ってはいるんですが、自分に許されたロケーションでどのような撮り方をすればよいのか、いまだに答えが見つかっていません。

今日の場合は、ヒガンバナが咲きましたという証拠写真なので、これはこれでいいんですけどね。

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ヒガンバナ

雑草中のヒガンバナ

写真が示すように、お相手をしてくれるヒガンバナは、すべて雑草との生存競争を繰り広げている花ばかりなのです。

いろいろ悩んでみてもせいぜい空をバックに撮るか、もしくはドアップでの美しさを見つけるかぐらいしか考えが浮かびません。今年こそ、今までとは違う写真を撮りたいなあと思っています。

さて、ヒガンバナについて今日の豆知識。ヒガンバナは毒を持っているので、あまり関わり合いにはならない方がいいですよとのことです。

特に球根にはリコリンという有毒成分があり、球根1個に約15mg、これはネズミ1500匹分の致死量に相当するようです。田んぼの畦や墓地にヒガンバナがよく植えられているのは、ネズミやモグラ除けのために昔から植えられているんだそうです。

でも、そういいながら、毒を抜けば球根は食用になり、飢饉の時はこれを食したとも書いてありましたけどね。しかし、人間という生き物は何でも食べるんですね。

天使の梯子

短い天使の梯子

お散歩の帰り道、西空を見たら天使の梯子が見られたのでパチリ。

「天使の梯子」は、太陽の光が雲間から漏れ、光線の柱が地上に伸びる現象ですね。見た目ではもっと長く梯子が伸びていたのですが、現像技術がともなわず、この程度で勘弁してやりました。

天使の梯子が出現する条件は、太陽光を遮るに十分な厚みの雲があること、太陽の高度が低いこと、雲の下には小さな水分粒子があること。

また、この時、水分粒子は適度な濃さであること(散乱過多、もしくは散乱過少となり、地上まで光が伸びない)等の条件が揃う必要があり、これからの季節は空気が澄むので、見られる頻度が高まるそうです。

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