今日も里美かかし祭りの続きです。

一昨日は初日ということもあり、干支の酉さん、鳥さんをアップして敬意を表しました。ご挨拶が済んだので、今日は遠慮せずに独断と偏見のマイお好み作品を載せたいと思います。

正直にこんなのが好きなんですと暴露すると、人格を見透かされそうなのでちょっと恐いのですが、ええ、この程度の人間なんですよと開き直ることにしましょう。

明るく、楽しい作品が好きなのです。生まれつき根あかなものですから。

hyottoko

ヒョットコおどり

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作者さんがつけたタイトルは、”おかめひょっとこおどり”というのかな? でも、やっぱり、”松っあんとオヨネ”でしょう。

戦後一桁生まれで土着民の自分にとって、この作品は、自分が生まれる前の若き父の姿であり、母の姿です。とても安らぎをおぼえます。

ところで、このタイトル文字は何で作ったんでしょ? 現地では気づかずに帰ってきてしまいました。

また、かかしの素地に注目すると、藁を炭俵のように編んだゴザ状の生地で着物や顔を作ってあります。

なるほど、このやり方でも、割と細かいリアルな造形となりますね。ゴザの使い方がすばらしいです。

totoro

トトロ

2枚目は、トトロです。

「フンガッ!」ユニークなキャラクターですが、トトロの向こうに透けて見えるのは、鎮守の森であり、猫バス巻き起こす疾風で稲穂が揺らぐ水田であり、トウモロコシ食べごろの暑い畑であったりします。

まさに心に残る原風景です。画面の中に自分がいるぐらいに共感できます! 一票!!

基本、藁束むき出しの造形ですが、トトロの輪郭に違和感をおぼえません。緻密に計算された寸法になっているんでしょうねえ。トトロの顔もそっくりだし、とぼけたヒゲも面白いし。

この作品の作者さんは、去年”猫バス”の作品を展示された作者さんだと思います。去年は猫バスの中に、今年はトトロのおなかの中に、子供たちが入れるように作ってあります。

このアイデア、いいですね。子供たちが中に入って喜んでいる姿を見ると、とても微笑ましいです。

ryousan

駅前交番

3枚だけ選ぶとしたら、最後はこれ。両津勘吉、両さんに〆てもらいましょう。

若い日からつい先日まで、ずいぶん楽しませてもらいました。むさぼるように読んだ時期もありましたが、それでも全巻でみればごく一部しか読んでいないんだろうなあ。

両さんのように図太く生きたいと憧れたのですけど、結局、その他大勢と同じように、まわりの顔を見ながら生きる人生を歩んでしまいました。

両さん、お疲れさん、連載が終わっても変わらずマイペースで生きて下さい。
で、両さん、かかしらしさはどこなの? あっ、そうかあ、洋服の下が藁ボディということ??

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