このところ急に寒くなってきて、明日はお天気が悪いという。

今日は朝から雲一つないきれいな青空です。前日書いた梅の木伐採、昨日の午後から始めて今店を広げっぱなしなのです。

私の弱いガラスの腰にヒビが入りそうなので、気持ちは後ろ向きなのですが、恰好がつくところまではやんなきゃなんないでしょうよねえ?

最近は周囲にたくさんの家が建ってしまったものですから、ご近所から丸見えなんですよ。

ご近所に心配をかけないよう、あきらめて9時頃からしぶしぶ作業を再開しました。

bassai

伐採完了

スポンサーリンク

 

大枝をおとす作業は、楽なので苦にならないのですが、小枝を払ったり、細かく刻んだり、それをかがんで拾い運んだりと、中腰・前かがみの姿勢を続けるのがつらいんですよねえ。

野菜作りや花の世話が好きなカカサマですが、木こり作業はオトサンの仕事と割り切っているようなので、男一匹というかジジイの意地でグッと忍耐です。

昨日、枝を半分以上おとしておいた甲斐があって、お昼ご飯までに写真の状態に片付けることができました。

後はこのまま寒風に晒し、来春、小枝・中枝を燃やします。さすがに幹は燃えないから、雑地の片隅に積み、風化を待って天地に返します。

dougu

伐採道具

では、今回の作業を振り返って備忘録情報をまとめておきます。

本職の木こりさんには、いずれも笑われそうな内容ばかりですが、香風レベルのにわか木こりさんがいらしたら、ぜひご参考下さい。

・今日倒した梅の木の切断面最大径は約50cmでした。使用した電動チェーンソー(AC100V)の刃長は35cmですが、50cmなら切れますね。

でも、これ以上太くなると一人で作業するのは大変そうなので、まだ老衰していない同クラスの樹木数本も、近々倒すことを考えなければいけないかな。

・昨日今日の作業で、2回もチェーンを外してしまいました。チェーンが外れるとレールに嵌め直すためのロスタイムが生じます。

スプロケットカバーを外したり、チェーンテンションボルトを調節したりと要領が悪いものですから、30分ぐらいの休憩となってしまいます。

ですから、チェーンが外れるような使い方をしてはいけないと分かっているんですけど、体が疲れてくるとつい基本動作がおろそかになってしまうのです。

都度、未熟を反省しています。次の点、注意しましょう。

・切削油を切らさない。

使用中のチェーンソーは自動給油方式なのですが、すぐに空になってしまいます。空になっても警報等が出るわけではないので、こまめな補給を心掛けないとダメです。

専用のオイルを使うと高上りなので、自分はエンジンオイルの余り油を有効活用しています(一升瓶の中のオイルはいろいろなメーカーの残りオイルが混ざっています)。

まだ使ったことはないけど、エンジンオイルの廃油でも使えると思いますよ(残渣は沈殿させ、上澄みの部分)。

ちなみに、オイルはチェーン潤滑の役目の他に冷却の役目もあります。

オイルが切れた状態でチェーンソーに負荷をかけると簡単にチェーンが外れてしまいます。ノコギリ先端のレールが焦げて変色したり、煙が出たりします。

チェーンが外れると困るので、幹など負荷がかかる部分を切る時は、あおり切り(*)を2,3回繰り返したら、多分10秒ぐらいかな? 一旦、刃を全部抜いて同じぐらいの時間冷まして、それからまた切り込むようにして作業しています。

・チェーンソーはノコギリの根元で切るのが基本。枝が揺れる状態で、ノコギリの先端などを当て小枝払いなどをすると、チェーン運動とノコギリ振動が共振してチェーンが外れる時があります。

・切断部空間の制約により、切断を始めたものの刃にねじりや曲げが加わるような切断面になった時、そのまま切断を続けるとチェーンが外れます。

・写真に写っている手斧、これはクサビとしても使っています。

幹の部分など、チェーンソーの刃の大部分が樹木の内部に侵入して切断が進みます。

切断の終了が近づくにつれ、自分で作って来た刃の厚み分の隙間が、上の幹の重みでつぶされてくるのです。

すると、最悪、チェーンは回転できなくなったわ、チェーンソーも幹から抜けないわ、という状態になってしまいます。

ですから、切断が半分以上進んだなというあたりから幹を倒したいと思う方向の反対側に、手斧の刃をクサビ代わりに打ち込んでいます。

刃に余計な圧迫力も働かないので切断力も落ちません。

*注) 勝手な命名です。まずノコギリ根元だけ2,3cm切り込み、根元を中心に先端まで同じ分量切り込むようノコギリを扇形に動かします。

次いで、またノコギリ根元だけ2,3cm切り込み、というように繰り返して切っていくのが、チェーンソー切断法の基本です。

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加