そろそろ北西の風が吹き出しました。気候が大きく変化し出しましたね。

いろいろな花たちが咲き、目を楽しませてくれた我が家の雑然とした庭。

花舞台のオオトリを務めるのは、小寒い風にスクッと立つ野菊の花でしょうか。

葉は、チョリチョリに枯れ、黄色い花だけが最後の命の水気を感じさせます。この光景を最後に我が家の庭は、長い冬の眠りにつきます。

この時期をジッと待っていていた勤勉なジッ様は俄かに忙しくなってきましたよ。

空気の乾燥する時期が来なければ、今年の野良仕事を終えることができないジイ様はここ一週間ばかり、(断続的にですが)真面目に肉体労働に耐えております。

昔話、桃太郎の一節、”おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました・・・”。

ハイ、ワタクシめも柴刈りにいそしんでいるのです。芝刈り(ゴルフ)ではないですよ、柴刈りですよ!

nogiku

枯れかけた野菊


何気なく野菊と呼んでいますが、正式な名称があるんでしょうね。そこまでは分からないので単に野菊としておきます。

確か、この菊は食用になると思いましたけど、今年は食卓に上がりませんでした。

我が家での食べ方は、てんぷら、酢の物だったと思います。

今年は、目を楽しませてくれただけでお役目ご苦労様ということになりましたね。

edaha

切り刻んだ枝葉


こちらが柴刈りジイさんの成果物。

これぐらいの量の処理をするのに、腰痛を起こさないように気を付けながら作業すると2日間ぐらいかかります。

小枝の切り口が見えますが、手作業の庭木剪定用ノコギリで切りました。

動力は人力ですから、これだけの小枝を処理するにもえらい労力と時間を要しますね。

電気式チェーンソーは持っていますが、手持ちの切断作業(右手チェーンソー、左手小枝)となりますので、右手はすぐ疲れるし、チェーンが振動してすぐレールから外れるしで作業にならないのが分かっているので、今回は手ノコで作業しています。

チェーンソーの代わりに、セーバーソーやレシプロソーなら手持ちの切断作業ができるかなと思い購入を検討したのですが、結構なお値段万円するし、目方も重そうなので諦めました。

そもそも、何で小枝なんぞ処理する必要があるの? と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、遡ること3,4か月前、我が家では直径50cm以上にも育った立木6本を伐採したのです。

自分で倒すのもためらわれるほどに育ってしまったので、業者さんに伐採してもらったのですが、夏のことでもあり青々と茂った葉っぱまで処分依頼すると重量がかさみ、大金万円も費用がかかってしまいます。

したがって、幹の部分の処分はやむを得ないとして、2,3m長さの枝の部分は残してもらったのです(年金生活者はつらいのう:涙)。

あとのご説明は不要と思いますが、枝葉の枯れた時期を待って、処分のために1m未満に切り刻んでいるのです。

業者さんは、枝葉を6山に分けて積みあげ残してくれました。写真の柴は1山の半分ぐらいの枝葉を処理した量です。

(こんな調子ですから、全量処理するにはひょっとすると来春までかかるな と憂鬱になっています)。

jobio

かわいい訪問者


そんな拷問にも近い作業の中で、時々かわいい訪問者がやってきます。

はるか北の大地から越冬のためにやってきたジョビ夫ちゃん(ジョウビタキ)。

雄は2羽で来たのを見ました。雌は1羽見ています。最少でも3羽のジョウビタキが我が家を巡回しています。

大声で「ヒッ、ヒッ」と鳴きながらやってくるので、もっぱら「ヒッ、ヒちゃん」と呼んでいます。

しらんふりして作業をしていると、目の前2,3mぐらいまで近づいてきます。かわいいですねえ!

野積みの枝葉を動かした跡の地面に、御馳走が落ちていないか探しに来るんでしょうが、

「オッチャン、ごはんおくれ」とでも言っているようで、やって来るのをささやかな楽しみにしています。

 

インスタグラムに投稿しています

テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加