さあ、そろそろ綿入ればんてんを脱いで、野良作業でも始めましょうか。

おっ、何気なく出た綿入ればんてんという言葉、なつかしいですねえ。今でも着ている人はいるのでしょうかねえ。

田舎好きの私めですら、何十年も着たことはなく、もっぱら冬はジャンパーで過ごしています。これも考えてみれば、ちょっとさびしいと感じますね。

冬ごもり気分で暮らしているうちに暦はどんどん進み、啓蟄もすぎてしまいました。

近年、外の変化に鈍感になっていますが、さすがに春になってきたな、そろそろ動き出さねばなんねえな、と体が感じるようになってきましたよ。

昨日は暖かだったので、外置きボイラーの凍結防止用冬囲いを取り外しました。

カミさんはカミさんでご近所をパトロールし、既に豆(キヌサヤかな?)に手を立てているとか。我が家も立てるんだから、オトさん手伝え との仰せ。

ささやかに、今年の野良仕事始めとなりました。

こりゃ、数日中に畑を掘ってくれとの御下命が下りそうです。

noyaki

野焼き


写真は、我が家の野良仕事とは全く関係がありません。

望遠で撮っているので畑は見えていませんが、春の作付けに向けて耕地に溜まったゴミを集めて燃やし、耕す前準備をしています。

我がふるさとでは、2月ごろから土手の枯草を燃やしたり、田畑を整備したりするこのような煙が、あちらこちらから登り始めます。

aoki

アオキの実


こちらは、山肌の藪の中で赤るむアオキの実。アジサイ園の土手です。

前にも書いたかもしれませんが、個人的に”春だぞ”と感じるスイッチの一つがこのアオキの赤い実なのです。

なぜアオキの赤い実と春が関連するのか、理由は自分でも分かりません。

きっと、遠い遠い幼き日に、春のまどろむような温かい陽だまりの中で見た光景なのでしょうねえ。

貧しい田舎の冬は毎日が寒さとの戦いですから、ぬくもりに飢えていたはずです。

そのような環境の中、物心つく頃に赤い実イコールぬくもりと関連づけした体験をすれば、潜在意識に擦り込まれても不思議はないですよね。

まあ、これは無理やりの理屈付けですけど、とにかく、春先になってアオキの赤い実に気づくと、一枚パチリしてしまう自分がいるのです。

umehana

梅の花


桜が話題になる時期に梅の花でもないでしょうが、今年はまだ貼ってないのでペッタン。

どこの梅かは忘れました。我が家の梅ではありません。

今まで、我が家には4本の梅の木があったのですが、大きくなり過ぎたので昨年の夏に全部切ってしまいました。

分かってはいたのですけど、梅の木が無くなるということは自家製梅干しが作れないということですよね。

現在は、まだ在庫があるので不自由していませんが、やはり自家製梅干しが作れないということは困ります。

なんたって、カミさん手作りの梅干しは天下一品! ほかの梅干しは食べる気がしません(手前ミソならぬ手前梅干しですみません)。

結局、夫婦二人で親族会議?を開いて協議し、実が大きい割に種が小さく、梅干しに最適と言われている”南高梅”を、なんと3本も植えましたよ。

(2,3年前に植えた若木1本があるので、計4本)

何年経てば実が採れるようになるか、楽しみです。

 

インスタグラムに投稿しています

テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加