長い梅雨が過ぎたと思ったら、急に暑くなり、地域の祭りが終わって秋(立秋)になり、あっという間にお盆です。この間2週間ぐらいしか経っていないのじゃないかしら。
今週は、いよいよ我が家一年の2大行事、お盆を迎えます。
いつも通り、とても暑く、にぎやかで、そしてちょっぴり寂しさを味わうお盆になることでしょう。
普段は自分の生活に集中しているのであまり意識しないですが、先祖の霊を迎え、親族と交流したりすると、自分も一族の構成一員であったということを強く意識させられる一週間となります。
と同時に、来客がとぎれ、静寂の中で祭壇と向き合っていたりすると、私も一年ごとに向こう岸に近づいているのだな という思いが沸き上がり、ちょっと寂しくなったりもしますね。
我が家は、この地に根差して4代目ぐらいの家系ですが、それでも一応本家なものですから、どちらかというとお客さんをお迎えする側となり、一週間ぐらい前から準備に大忙しとなります。
母が丈夫なうちは母が仕切ってくれたのですけど、老いてからは代わって自分のカミさんが全て気配りしてくれてます。
おかげさまで庭の草取り、小さな家屋の内外の掃除、片付け、来客用寝具の用意、お墓掃除、お寺さんの施餓鬼等、このあたりの作業は今年も無事終わりました。
残りは、祭壇設置と先祖のお迎えですね。
ウチのカミさんは、実家のお袋さんの姿(やはり本家の嫁)を見て育っているので手際よく対応できますが、そういう経験なく田舎へ嫁いだお嫁さんは慣れるまで戸惑うでしょうねえ。
とにかく、ダメオヤジの私としてはカミさんにはいつも感謝しています。
母が他界して2年目か3年目のお盆の祭壇。
我が家は狭いので質素な提灯飾りですが、これが田舎の新盆であれば、驚くぐらいの数の提灯が飾られますよ。
お盆ともなれば今年のコメの作柄が話題に上ります。
今年は梅雨が長くて、日照時間が短く、かつ気温も低かったので、「来年は外米を食べるようかな」などと作柄が心配されましたが、例年通りお散歩道路わきの田んぼにはスズメ除けのネットが立てられました。
時期も、盆前なのでほぼ例年通りですが、このあと実際に実をつけるまでは安心はできませんね。
なぜ、道路わきの田んぼではネットを立てるのかというと、刈り入れ時期に道路を走ってみれば分かります。
多くの場合道路脇には電柱が立っているでしょ。電線に止ったスズメがそこを休憩所として、手近な田んぼに波状攻撃をかけるのですよ。
車が近づいた時に飛び立つスズメの数は半端じゃないです。
たいていのスズメはネットをよけて飛びますが、中にはネットに突っ込むスズメもいます。
そういうアホなスズメは、多分今年生まれたくちばしの黄色いスズメだと思うのですが、真偽のほどはさだかではありません。
ネットに引っかかったスズメがたくさん獲れていいなあ とお思いの方に一言申し上げておきます。
網の目の大きさは翼を畳んだスズメが抜けるのに十分な大きさとなっていますので、命を落とすスズメは1羽もいません。ネットを設置しているお百姓さんは、スズメ焼きを食べるつもりはないようです(笑)
成長が心配された今年のイネは、このところの暑さでちょっと見ぬ間に大きく伸びました。
多分早生の品種でしょうが、早くも穂を出し、穂にはたくさんの花がついています。
ここから何日ぐらいでコメになり、収穫できるのかは知識がありませんが、例年この地区の早い田んぼの稲刈りは8月下旬に始まるので、もう少しで新穀が食べられますね。
「早いねえ、もう稲刈りが始まったんだってよお」という話題が行きわたった頃に、この地の稲刈りが最盛期を迎えます。
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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。
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