盆が過ぎた正にその日に秋の声、コオロギの声を聞きました。
今年はまだ鳴いていないよなと思っていた時なので、初鳴きであるとはっきり意識しました。
例年は、ああコオロギがいつの間にか鳴きだしたなあ というような具合に秋を感じていたので、初鳴きの日にちはあいまいだったのですが、今年は8月16日ですと断言できます。
それが何なの?とのツッコミには、ただ、それだけのことなんですけどね・・・
けれど、コオロギの声が大きくなるほどに朝晩の気温が涼しくなることは体が覚えていて、今朝などの目覚めはかなり気分がよかったです。
蝉の声を虫の声というかは別にして、ちょっとだけ涼しくなってきたので、逝く夏の声を堪能してきました。
場所は、いつもの辰の口親水公園。駐車場に車を停めて土手の階段を下りて行ったところがトンボ池となります。
先日書いた通り、今年はスイレンの花の数が少ないですね。
先日に続いて花の写真をアップするのはしつこいかなと思ったのですが、現像してみたら良さげな反射光が散りばめられていたので、特別採用ということになりましたよ(笑)。
今年のスイレンは、多分これが撮り止めとなります。
これは、ヤマボウシ(多分ヤマボウシだと思う)の木に留まったミンミンゼミ。
現場はあたり一面の蝉しぐれですが、目の前で大声で鳴いていたのでミンミンゼミに間違いはありません。
羽が透明な蝉としてツクツクボウシも多数鳴いていたため、写真はミンミンゼミですと念を押したものです。
盆前は山の中腹あたりで、つまり、地上の人間から見ると随分高い場所で鳴いていた蝉たちも盆が過ぎたあたりから、地上付近まで降りてきて鳴くようになります。
しかも、人間に対する警戒感が薄れたように、人が近くにいても平気で鳴きます。彼らも残された寿命が近いと分かるんでしょうねえ、なりふりかまわず鳴きます。
蝉を近くで観察したことがないという人や、宿題に昆虫採集をやるんだ(今の子供は昆虫採集などしないかな)という人は、今の時期が最適ですよ。
私が子供のころは、羽が透明な蝉、つまり、ミンミンゼミ、カナカナ、ツクツクボウシなどはなかなか捕れず貴重だったんですが、夏の終わりごろになると捕れるようになり、うれしかったものです。
毎日のようにセミ捕り遊びをしていたので、セミ捕りの腕が上がったとものと素直に信じた時代がありました。
これは間違いようがありません。この辺ではもっとも多く生息するアブラゼミ。
当地の学校の夏休みは7月下旬から始まります。
夏休みに入ってばかりのセミ捕りで捕まえられるのは、アブラゼミばかりです。だから、網で捕れてもちっともうれしくありません。
それでも、友達と捕れた数を競争して夢中になりましたけどね。
それから、記事を書きながら思い出しましたけど、網は今のようにナイロン製の立派な網など無かったですね。
使い古した手拭い(タオルも貴重品の時代、手拭いです)を二つに折って周りを縫い、入り口を丸く成形した針金に縫い留めて網の形にしたものを使いました。
手拭いすらない時には、丸い形の針金にクモの巣を細かく絡げてネバネバの輪を作り、それに貼りつけるようにしてセミ捕りをしましたよ。
この方法では、ネバネバネットとなったクモの巣の糸の数が少ないと、元気のよいセミには糸を切って逃げられたりしましたけどね。 それはそれで楽しかったなあ。
古き、良き日の思い出でした。
インスタグラムに投稿しています
テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。
スポンサーリンク
- 投稿タグ
- ブログ