このところ恒例となっている”里美かかし祭り”見物に行って来ました。今年は第32回になるようです。

いつもは開催日を待ってすぐに見物に行っていたのですが、出遅れてしまったことと、お天気が晴れではなく曇りであったことが例年と異なるところですね。

今年の会場の第一印象。年々規模が大きくなってきた印象があったのですが、今年は微妙に迫力がないような感じがしました。

県北地方は、特に台風19号の被害が大きかったので、ご当地もお祭りに浮かれてばかりいられない事情があったのでしょうか。

出展数がいつもより少ない気がしたのと、大型の作品が見られなかったことが少し残念でした。

実は、ここのかかし祭りを楽しみにしているのには訳がありまして、自作写真入り年賀状のネタは展示の作品から仕入れさせていただいているのです。

来年の干支は”子”ですから、特にネズミの作品に期待を込めての展示物鑑賞となるはずだったのですが・・・

いえいえ、作品を一品づつ鑑賞し出したら、例年に劣らぬ力作ぞろいでした。感心したり、思わず吹き出したり、十二分に楽しませていただきました。

では、今年も独断と偏見で、勝手にネット表彰したいと思います(ご褒美は何も出ませんので悪しからず)。

danran

お茶の時間


まずは、”ほほえましいで賞”。この作品が最上位ですね。

会場に近づいて、最初に目についた作品。思わず顔がほころんでしまいました。

作品の評価点に加えて、それに添えられたモデルさんの得点が加算されましたので、予想外の高得点となってしまいました。

モデルさんのボカシを外したら、どこまでがカカシとしての作品なのか 分からないほどの力作です(いや、ホントは分かりますよ)。

ホッペにご飯粒を付けた真ん中のボクちゃんは、間違いなくバーちゃんの孫ですね。そっくりだわあ!

自分もジーちゃんのように、笑顔の似合うジサマに老けていきたいなあと思いました。

nezumi

ネズミ男


続いて、”あんたが主役で賞”。本人がタイトルで自己主張しているので、間違いないでしょう。

しかし、漫画に描かれているとおりのネズミ男に仕上げていますねえ。すばらしい技量です。

主材料は荒縄だけですよね? 縄の巻き方とペイント、それに目や歯を書いた段ボール(?)小片だけでネズミ男を出現させているのだからお見事です!

鬼太郎を陥れたり、活躍の足を引っ張ったりするとんでもないネズミですが、なんとなく憎めない所があるので、ついついコヤツを許してしまいます。

”ゲゲゲの鬼太郎”の漫画、好きですよ。

hayabusa

はやぶさ2


おあとは、”夢が一杯で賞”。歳をとった理科好き少年にはたまらない作品です。

勉強は好きでなかったのですが、理科と技術(家庭)は大好きでした。宇宙の話、星の話、ロケットの話・・・ 夜の更けるのも忘れ、寝床で腹ばいになり雑誌を読みふけったのを思い出します。

あれからン十年・・・

小惑星探査機が、小惑星”リュウグウ”に向かって飛び、一年半も滞在して太陽系の起源・進化と生命の原材料物質を解明するためのサンプルを採取して帰ってくるという、”はやぶさ2プロジェクト”。

たかだか1~2mの直方体本体が地球を離れ、5年もかけて数億kmの旅をしみやげを持って帰ってくるという、なんとも夢多きプロジェクトではありませんか。

帰還日は、2020年末頃とのこと。その日が待たれます。

はやぶさ1号機の時は、帰還不可能と言われる状況の中、関係技術者の努力により満身創痍の身で奇跡的に帰還してきました。

後日、記録映画として公開され観る機会に恵まれましたが、はやぶさに感情移入してしまい熱く感動したことを思い出しました。

私と同じ気持ちでご覧になった方も大勢いらっしゃることと思います。

里美かかし祭りは、11月30日まで開催されています。

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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