オラが村にも暦の春はとうの昔にやって来てますが、正真正銘、季節の春がやって来ましたよ。
昨日、のんびり散歩してきましたが、土手にはツクシが顔を出していました。
当地の桜の名所、桜本の古木桜が二分咲きぐらいに花を付けていました。今朝テレビを見たら、水戸地方でも桜が開花したと報道していましたね。
今年は、例年に比べてずいぶん早い開花となっております。
梅も桜も大好きですけど、美しさについての印象がちょっと違うでしょうか。
梅は、つつましやかで控えめな美しさ、桜は特に満開の姿があでやか・・・
う~ん、あでやかでは表現が強すぎるかなあ、もう少し抑えた印象ではありますけどね。
とにかく、梅よりは、これでどおだあ! とばかり美しさを押し付けてくるパワーは感じます。
でも、私の場合には、その見た目の美しさに加えて、先の戦争により英霊となられた先輩方の生に対する想いが、我が潜在意識に共鳴し哀れみに似た感情となって重なります。
満開の桜には素直に浮かれたいのですが、時折そんな感情も交錯するので、桜の美しさに対する評価は複雑になってしまいます。
”昭和20年3月21日 陽光うららかな日
「美しく立派に散るぞ!」
そう言って一番機に向かう戦友(とも)の胸に、
俺はまだ蕾だった桜の一枝を飾って送った
明日は俺の番だ 死ぬ時は別々になってしまったが、
靖国神社で逢えるその時は、きっと桜の花も満開だろう”
<鶴田浩二さん、軍歌集:同期の桜より>
今は、家の周りのあちこちでスイセンの花が満開となっています。
自分の記憶に照らして、珍しい品種が2種ありました。
ごく普通にどこにでもあるスイセンなのかも知れませんが、あくまでも自分自身の記憶が判断基準ですので・・・
どこが珍しいのかというと、シベの形と橙色の内側の花びらが珍しいと思ったのですが。
それから、この花とは関係ない話ですけど、我が家で昔よく見たスイセンは、花の内側にラッパが無いスイセンだったと思うのに、今はラッパのあるスイセンばかりになっていました。
今は、ラッパのないスイセンが珍しくなっているのですかねえ。
もう1種がこの写真。
黄色いスイセンと白いスイセンが写っていますが、珍しいと思ったのは白いスイセン。
黄色いスイセンは、周りにゴチャゴチャ咲いていますので、珍しくも何ともありません。
背丈も30cm弱なので、極々普通のスイセンでしょう。
それに比べて白いスイセン。身の丈が10cmぐらいしかありません。そこが珍しいと思ったのです。
黄色い花の小型のスイセンなら、あったと思いますけど・・・
(カミさんに聞いてみたら、白い花でも昔からありますと言われてしまいました。ほんとなの?)
ヒメツバキの花瓶挿し。
我が家は日蓮宗の檀家となっております。
春彼岸、お盆、秋彼岸には、和尚様(日蓮宗では上人様とお呼びします)が檀家を廻り、先祖供養をして下さいます。
ささやかなおもてなしとして、座卓の上に飾ったヒメツバキ。
オヤジが注目したのは花瓶であります。
花瓶に使うよりは、お銚子や徳利として使った方が良さそうに見えるけどねえ。大きさもちょうど一合ぐらいだし。
どんなもんでござんしょ?
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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。
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