お盆が過ぎたら、アッという間にお彼岸ですね。
墓参りは、跡取りにとっては大事な行事です。当家の墓参りは土曜日に、実家の墓参りは昨日行って来ました。
近年は、秋彼岸の墓参りが済むと急に秋が進み、秋が深まって、気が付くと正月になっているという感じの体内暦となっています。
お散歩コースの大宮田んぼ。
ガーガー、ピーピー、ひとしきり遠く近くにやかましかったコンバインの騒音も、いつの間にか静かになっていました。
7割かたの田んぼの刈り入れが終わったようです。あと半月程度は奥手の稲の収穫が残るでしょうから、それが終わればふるさと田んぼには長い静寂の時間が訪れます。
写真手前の舗装路が久慈川堤防のお散歩道路。覆いかぶさった葉っぱは、クヌギ、クワの木の葉です。
昔、クワの葉を摘んだ木は、その後手入れする人もいなくなり、ご覧のとおり育ち放題となっています。初夏には桑の実がびっしりと生ります。ジャムにでもするなら手を伸ばせば採りきれないほどですよ。
写真中段の左側と、中央橙色のビニールカバーの右にオダ掛けが写っていますね。穂のついた稲を竿に掛けて干して天日乾燥しているのですが、今はこのようにオダ掛けして乾燥する農家が見られなくなりました。
写真の右側に広がる広大な田んぼ全体を見渡しても、オダ掛けの数は数えられるほどしかありません。
今、楽しみながら修行している”ワラ細工”は、この天日干ししたワラを使うことから、材料入手するのが年々困難になっているのです。
まあ、次のシーズンに使うワラは、今年入手した農家さんに予約しているので安心はしているのですけど・・・
ふるさとの伝統民具も、作り手がいないところにきて、材料も入手できなくなりますから、すたれていくのもやむを得ない状況になってきていますね。
今年は、お彼岸なのに彼岸花が咲きません。
例年、お墓参りの時期には墓地の周りや田んぼの土手のあちこちに、真っ赤な彼岸花が咲き誇るのですが、今年はまだ地面から芽すら出していません。
そりゃそうですよね、2,3日前の気温なぞ34℃もあったんですからねえ。誰がみたってお彼岸時期の気温ですとは言えないでしょう。
さて、今年は何日遅れで咲くのでしょうか。
お散歩コースのアチコチ、目を凝らして探してやっと1本だけ見つけました。本当に1本だけしか見つけることができず、貴重な1枚ですよ。
あれほど名前の知らない花がたくさん咲いていた我が家の庭にも秋が急速に忍び寄っています。
まだ何種類か、名前の知らない花が咲いてはいますが、安心して眺められるのはこのバラだけ。
昔から好きな種類で、ピンク・黄色・白の3色が1枚の花弁に発色して、とてもきれいな花です。
しかも丈夫で元気です。花は春先と今の時期に咲き、2回も楽しませてくれます。
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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。
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