春爛漫の花の色!

桜も咲いて、宿題も終わって、まさに心の中も春爛漫の花の色となりました。

せかせかしていた気持ちが収まり、一区切りついて世間を見渡してみれば、陽気はポカポカ。周りは花盛りとなっていましたよ。

きれいな花がたくさん咲いていてどの花を被写体にすべきか迷うところですが、まずは手近なところからシャッターを切りましょう。

syakunage

シャクナゲ


例年なら本格的に春が来ましたよ と教えてくれるシャクナゲですが、今年はちょっと遅れ気味に咲き出しました。

というか、今年は他の草花の開花が早いんですね。桜も、もう散っていますし。

シャクナゲ。19世紀中頃、中国から西欧にもたらされ、数多くの交配が行われてきたんだそうです。

これまで世界各地で5000を超す園芸品種が作られ、春を彩る花木として庭に欠かせない存在になっているとか。

シャクナゲの原種は高山に自生するため暑さには弱そうだが、改良が施された品種が多くなり、栽培が容易になっているそうです。

「石楠花の紅ほのかなる微雨の中」 飯田蛇笏

我が家に咲くシャクナゲも、小雨の中に咲く姿の方に風情を感じます。蛇笏先生に共感!です。

momo

ハナモモ


こちらは、雪より白い桃の花。

ツンツンと小枝が天に向かって伸びています。これ以上は伸びないとカミさんは言いますが、身の丈4、5mにはなっています。

モモは古来より中国では災いを除き、福を招くとされ、日本への渡来は古く、弥生時代といわれているようです。

平安時代には3月3日の桃の節句が始まりモモの花が観賞されるようになってきたものの、観賞用のハナモモとして改良が行われるようになったのは江戸時代に入ってからとのことです。

樹形には立ち性、枝垂れ性、ほうき立ち性があり、狭いスペースにはほうき立ち性、広い場所には立ち性や枝垂れ性など、場所によって適した樹形が選ばれるようです。

ウチのハナモモのように天に向かって伸びる品種を、ほうき立ち性と言うんでしょうね。

「薄く濃く今日咲き合へる桃の花ゑひをすすむる色にぞありける」 藤原仲実

【或は薄く、或は濃く、今日咲き合っている桃の花、酔いを奨める色であることよ】

うーん、なるほど。ウチのハナモモは今が満開。どうりで晩酌がおいしいはずだ!

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スイセン


通路の脇に群生(?)するスイセンの花。

このような撮り方をすると少しはきれいに見えますよね。実際にどこに咲いているかは、言わぬが花、聞かぬが花ですぞ。

ものの本が教えるところによれば、

”水仙(スイセン)は、早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつであり、 白と黄色以外にピンクや緑、オレンジなど、色とりどりの花が咲く。

水仙(スイセン)の園芸品種の数は数万品種もあり、とても種類が豊富。

品種によって一本の茎から一本の花が咲く種もあれば、日本水仙のような房咲き種もある” とのこと。

「真中の小さき黄色のさかづきに甘き香もれる水仙の花」 木下利玄

味わい深いですね、勉強になります。

先生もお好きなようで・・・。 早く日が暮れないかなあ でございまする。

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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