アチィーッ! 誰のせいでもないですが、暑いです!

暑い最中、家の後ろの日陰に回り、先日めっけだした(見つけ出した)古い刃物研ぎ機(先々週記事)の使い方を勉強しました。

努力の甲斐あって、コイツの使い方がボヤーっと分かってきました。

早く勉強していれば、切れる包丁を2本も3本もダメにしなかったのにねえ。もったいないことをしました。

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包丁研ぎ


写真上、今日の勉強の犠牲?になってくれるダイソーの三徳包丁(百円包丁)。

カミさんが、畑にある野菜を採ってくる時にもっぱら使っていて、野外に置きっぱなしなのでご覧の見てくれをしています。

研いでみた感じ、包丁の内側に鋼は入っていないと思います。見てくれは切れ味に関係ないので、そのままにして研ぎの勉強をしますぞ。

写真下は、刃物研ぎ機に包丁をセットしたの図。

昔使った時は、刃物置台を使わなかったのですが、手元がふらついて刃物研ぎ角度を一定に保てないため、今日は使ってみました。

これは、実はネット先生に勧められた方法です。

回転砥石の粗さは1000番、回転方向は反時計回りで、柄を右手で持ち右方向に引きながら研ぎます(我が家の研ぎ機は回転方向が変えられない)。

包丁反対面の刃を研ぐ時は、ちょうどこの写真を裏側から見たような格好で研ぐことになります(左手持ち、左方向引き)。

ポタポタ水で砥石を濡らしながら、おっかなびっくり研いでみて分かったことは、

●包丁が砥石に触った瞬間、包丁が砥石に吸いついた感触を受け、包丁が砥石に振り回されそうになる。

包丁が暴れないよう、しっかり握って研ぎ始めること。

●切り刃の角度(小刃?の幅)を決め、刃渡り全体に一定に研ぐには刃物置台は便利。でも慣れるほどに邪魔になるけど、最初のうちは、刃物置台を使って感覚を覚えるとよいかも。

●回転砥石の直径に対し刃渡りの長い刃物を研ぐと、切り刃は順方向と逆方向の回転で交互に研がれることになる。

この場合でも研ぎが進めば、返り(バリと言うのかな)ができると分かった。つまり、単方向回転の研ぎ機でも問題なく使えると分かった。

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研ぎの返し


研ぎが進んできた時の包丁切り刃付近の拡大。

右が包丁。灰色の帯部が今研いでいる切り刃。左端の繊維のケバ立ちのようなものが”返り(バリ)”(ですよね?)。包丁のミネの方から指の腹で触ってくると研ぎの先端でザラザラした感触を受ける。

昔は、このような状態になれば、この番手砥石での研ぎはそろそろ終了だということが分からず、まだ切れが悪いと無駄に包丁を痩せさせていたのだと思います。

ああ、無知とは愚かしいですねえ。

今日の勉強は、順方向・逆方向の研ぎでバリが出ることの確認と、この研ぎ機だけで実用となる研ぎができるかの確認が目的なので、この辺でやめにします。

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仕上げ


終了時点の包丁の切っ先付近の拡大。

切っ先まできれいな切れ刃幅に研げてないのが未熟の証し(汗)。

砥石の回転を止め、回転砥石を固定砥石として使い、バリを丁寧に落としました。

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試し切り


研ぎの先生方が最後にやっている新聞紙の試し切り。

皆の衆、さて、お立合い!

新聞紙1枚だけを持って立ち、紙面の端に刃を当てて、包丁をスーッと引いてみる。

あははは、なんと! 今研いだ百円包丁(1000番仕上げ)でもきれいに切れましたよ。これならうちのカミさんにも採用してもらえるぞ!

もっとも、この切れ味が何日もつかはわからないけどね。

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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