里芋の山椒あえが食べたい!
と思ったのは、一昨年のちょうど今頃の時期。
カミさんが、「オトさん、家の周りにサンショの木が植わっていたっけ?」と聞いてきたのがきっかけでした。
うーん、何年か、何十年か前には豚舎の裏や、今は雑地となっている栗の木畑の中に間違いなくサンショの木が生えていたのですが・・・
もっとも、田舎なものですから、鳥さんがお腹の中に入れてきて種を蒔き、勝手に自生したサンショですけどね。
改めて家の周りをパトロールしてみましたが、残念ながら今は一本も生えていませんでした。
カミさんに使用目的を聞いてみたら、里芋の山椒あえを作ったらうまかろうと思ったとのことでした。
カミさんの実家は農家。ジサマの育った環境もご同業。
子供の頃には我が家の食卓にも里芋の山椒あえが出ましたが、子供の口に合う料理ではありません。
芋だけで食べた方がうまいのになあ と思ったものでした。
時が流れてン十年。多分味覚も変わったことでしょう。
今まで作ったこともないカミさんの口から”里芋の山椒あえ”なんて言葉を聞いたものですから、昔を懐かしみ、無性に食べたくなってしまいました。
もとより食い意地の張っているジサマ、まずはサンショの木を育てる闘志を燃やしたのであります。
一昨年は、運よく道の駅で小さなサンショの苗木を一本だけ手に入れられたのですが、何も気にすることなく庭の隅に植えたものですから、夏のお天道様に炙られて昇天。
元気に育ちだすまで、半日陰にして面倒見てやらなければだめだと学びました。
こちらは、昨年買って来た苗木。前の年と同じ道の駅で、一本だけ手に入りました。
一週間ぐらい前から葉っぱを吹き出し、今日はこんなに伸びました。まずは一冬越してくれたので一安心です。
去年の経験を活かして、今年はさらに大きく育てましょう。
注意点は、梅雨が明けてからの日陰作りと水やりかな。それから害虫駆除。
サンショの木の害虫はアゲハ蝶になります。去年はそれを知らずにいたら、気がつくまでに葉っぱの半分ぐらいを食べられてしまいました。
写真撮りにはかわいいチョウチョですが、食い意地の方を優先するととんでもねえチョウチョでございまする。
それから雑学として、サンショの木には、(以前にも書きましたが)雄の木と雌の木があるそうで、サンショの実を採りたいなら両方植えないとだめだそうです。
花芽?を見れば雌雄見分けられるようですが、慣れないと難しいようですね。
苗木から2,3年経つと花芽をつけるようになるそうなので、年頃になったら家のサンショにも連れ合いを見つけてやらねばなりません。
サンショの木を増やすには、挿し木で増やせるようです。
ようやく我が家の庭も萌えだしてきました。シャクナゲの花です。
去年の晩秋に大きな蕾になっていたので、スワッ、狂い咲きか! と心配したのですが、
春になってから咲きました。
人騒がせなシャクナゲであります。
青空に映えるカイドウ。
薄ピンク色の花がきれいなので好きな花ですが、可愛そうなんです。
植えられた場所が悪い。雑地へ出入りする通路脇に植えられているため、伸びると切られてしまうんです。
今までに何度となく幹の根元で切られています。諦めて枯れれば楽になるものを、しつこく根生えを芽吹かせます。
哀れなので移植してやりたいと思うのですけど、根元が太りすぎ、かつ周囲のドウダンツツジ、アジサイと根っこを絡み合わせているので、それもままなりません。
世の中、なかなか思うようにはいかないもんですなあ。
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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。
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