何人かの友達で協力して魚をとったり、柿の実をとったりしたことはありませんか。また、「皆で分けて食べなさい」と不揃いの焼き芋のおやつをもらったりしたことはありませんか。
これは同じでないものを仲よく分ける方法です。
仲良く分けよう
左の絵は、3人でつかまえた魚を分けようとしているところです。
- 分ける順番を決めるためのじゃんけんをします。A君、B君、C君の順番に決まりました。
- A君は、全部の魚の中から1番自分が欲しい魚を1匹だけとります。
- 次の順番であるB君は、残った魚の中から1番自分が欲しい魚を1匹だけとります。
次の次の順番であるC君は、そのまた残った魚の中から1番自分が欲しい魚を1匹だけとります。 - これで、みんな1匹づつ魚をとりましたので、また順番はA君に戻ります。
A君は、残った魚の中から1番自分が欲しい魚を1匹だけとります。次はB君です。
同じようにして魚がなくなるまで、順番にとっていきます。
これで仲よく分けっこできましたが、自分はどうしてもB君がとった赤い魚が欲しいというような場合もあります。そういう場合は、
- 2人の間で物々交換をします。
B君に自分のとった小さい魚何匹かと、赤い魚1匹を取り替えてくれと頼むわけです。
B君がOKしてくれれば交換成立です。B君も赤い魚が欲しいのでイヤダと言った場合はあきらめます。
どうですか? 子どもが考えたとは思えないほど合理的な分け方でしょ。
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