針金で作った昔の知恵の輪。子供の頃に父親が作ってくれたおもちゃです。

父親自身が考案したものかどうかは定かではありませんが、食べ物もおもちゃも十分でない時代にあって、とてもうれしかったことを覚えています。

知恵の輪は一旦解けてしまえば、その時点で興味半減となってしまいます。あとは初めて挑戦する近所の子供たちに見せびらかして、優越感にひたるという楽しみ方をしました。

知恵の輪

完成知恵の輪

上の写真がここで作る知恵の輪です。

説明の都合上、左の輪は上に立っている四角が旗のように見えることから「旗輪」、右はハートのように見えることから「ハート輪」と呼ぶことにします。

知恵の輪ですから、旗輪とハート輪をクサリのようにつないだり、外したりして遊びます。

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作り方

材料と道具

針金をペンチで曲げて作ります。ですから針金の太さは、ご自分で曲げられるぐらいの太さを選びますよ。

写真では、たまたま物置にあったテレビアンテナの控え線、ビニールで被覆してある針金、外径が1.6ないし1.8mmぐらいのものを使っています。

私の父親は、電柱工事の工事屋さんが落としていった電線の切れ端、その被覆を剥いた銅線で作ってくれました。

長さは1mもあれば足りると思います。

ペンチさばきの手順

参考までに寸法を書いていますが、かなりアバウトでかまいません。

それから、写真は作りながら写真を撮れなかったので、完成品を逆にほどきながら撮っています。したがって、針金の被覆が汚かったり、微妙に曲がっていたりするのはご容赦下さい。

手順1
<手順1>
手順2
<手順2>
  1. 角1の四角から作り始めます。仕上がりの一辺が2cmよりちょっと大きくなるぐらい、2.2ないし2.3cmの正方形を作ります。針金の先端をからみつけますから、最初の2.3cmの分は少し長めにしておきます。
  2. 写真「手順2」のような形を作ったら、旗の根元で曲げ始め、直径7cmぐらいの輪を作ります。
手順3
<手順3>
  1. 輪の端が決まったら、角1を作った要領で角2を作ります。大きさは角1が角2を通らない(抜けない)大きさとするので、一辺が2cmぐらいとします。注意点というほどでもないですが、最初の一辺は、残り半分が折り返しで戻ってくるので2cmの半分になること、角2の面は角1の面に対して90度ずれていることでしょうか。針金の端をからめて終了です。
  2. ハート輪の方は、トップの写真を見て分かるでしょうから説明省略です。ただし、切れ込みの寸法関係に少し気を配って下さい。切れ込みは角2の中に入りますので、幅は1cmとしました。また、切れ込みの平行部内で角1が首ふり運動をしますので、長さは4cmとしました。そして、針金の端どうしは動かないように上手に止めて下さい。

さあ、旗輪とハート輪が完成したら、以降の写真と文章を見てはいけません!!
輪をつないだり、外したり、トライしてみて下さい。力ずくはダメですよ!

へへへ、いかがでしたか??  ギブアップですか、フン!根性なし!!

では、どうぞ、下をご覧ください。

ギブアップの方への助け舟

操作1
<操作1>
操作2
<操作2>
  1. 角2の四角の中に切れ込みの先端を差し込むため、旗輪を切れ込みの平行部に入れていきます。
  2. 角2の中に切れ込み先端を差し込みます。完全に差し込みます。
操作3
<操作3>
操作4
<操作4>
  1. 完全に差し込んだら、旗(角1)が切れ込み平行部の向こうに沈み込むように、旗輪全体を回転させます。
  2. そしたら、今度は旗の先端が平行部の間を通るのではなく、平行部の外側を通って戻れるよう旗輪全体をわずかにヒネります。
操作5
<操作5>
操作6
<操作6>
  1. 旗の先端が平行部の外側を通るようにして、旗輪全体を回転させ元に状態に戻します。写真はオーバーにヒネっています。
  2. その状態で、角2の中から切れ込み先端を抜くと、あ~~ら不思議!!

つながった輪を外すのは、逆の手順ですからお分かりですよね。

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