今年もこんな季節になってきました。北風が頬に痛い時期になると我が家ではこんな風景が見られます。

カミさんにとっては、これも収穫祭の一部でしょう。

冬と言えば、あったかい焼きイモと、コタツに入って食べる乾燥芋ですよね。

うちのカミさんも大好きです。カミさんの偉いところは、できたものを買ってきて食べるのではなく、自分で作って食べるというところに感心しています。

おかげさまで、私もおこぼれを頂戴していますよ。

satuma

干し芋と焼き芋


今年も2朝ばかり早起きして乾燥芋づくりに励んだようです。朝起きてみたら、すでに芋切り真っ最中で、干しザルに並べているところでした。

おまけに、干し芋づくりだけでなく、オーブンで焼き芋まで焼いていましたよ。芋をきれいに洗ってから焼くので、皮がむけずに残った部分やヘタの部分も丸ごと食べられます。

干し芋づくりは、”紅はるか”なるさつま芋を鍋で茹でて、自作の芋スライサーで薄切りにし、干しザルに並べて天日干しにする という手順ですね。

ご丁寧にも、神経質なカミさんは、干しザルの上に防虫網まで掛けて天日干しします。

自作の芋スライサー、今年も使ってもらえました。大事に使ってもらえるということが製作者にとってはなによりうれしいですね。

切断用のピアノ線(うちはステンレス線使用)が緩んできたので、今年は張り替えるようかなと思っていたのですが、張りを調節するスライダーの下にチラシを折ったゲタを履かせて高さ調節していました。

エライ! さすがDIY屋の女房、よくぞ工夫した、あっぱれ!

市販の芋切り器に比べると見劣りする自作の芋スライサーですが、安く仕上がったのがうれしいのです。

自宅に端材があるなら、木ネジ代・ピアノ線代の計数百円で作れるのではないでしょうか。

興味をお持ちの方のご参考までに、製作記事”干し芋スライサーを自作したぞ”にリンクを張っておきます。

切断用の針金としてはステンレス線を使いましたが、その太さは0.3mmと思います。

それから、よく考えれば分かったことですが、針金を何列張るべきか。

写真のように芋を縦にして切る場合は、太い芋1本が切れればいいわけじゃないですか。つまり、太い芋の直径に若干の余裕を持った寸法で作ればいいわけですよね。

我が家のように、芋5本も6本も並べて切れる分の針金は必要ないわけです。

余計に張った分、針金も緩みやすいですしね。以上、ご参考にどうぞ。

simenawa19

今年のゴボウ締め


話変わって、今年のしめ縄(ゴボウ締め)づくり。

上の写真のような出来ばえで、3尺もの3本、150cmぐらいの長尺もの3本、計6本作りました。

何年か作ったおかげで、3尺ものはヘタはヘタなりに安定した品質で作れるようになりました。

太さと、長さは微妙に不ぞろいになりますけど・・・

注文主は寛大な方々ですから、文句もいわずに引き取ってくださいます。ありがとうございます。

問題は、長尺もの。毎年手こずるのですが、今年は特にひどい!

それなりのものが1本できればよい と気を落ち着けて取り掛かるものの、結局3本作って1本も満足できませんでした。

丸二日、途中、道具があった方が継ぎワラを締めやすいかなと木工工作までして頑張りましたが挫折です。

どこが気に入らないのかというと、何回か稲わらを継ぎ足して綱を綯っていくつなぎ目。そこがきれいに綯えない。

稲(コシヒカリ)ワラの長さは約75cm。150cmのしめ縄を作るには、何回かワラを足しながら縄綯いしなければなりません。

特に、最初のワラの継ぎ足し部が美しく仕上がらない。最初のワラの穂の部分(ミゴと言う)が表に出て、ボサボサの外観となってしまうのです。また、縄の太さに段違いが生じて、とにかく美しくない!!

市販のしめ縄やネットで見る作品は青田刈りをした稲ワラを使っているので、ミゴの部分が目立たないのでしょうねえ(未熟者のヒガミかな)。

私たちは天の思し召しによって生かされており、天が授けて下さった恵みをありがたく頂戴し、その感謝の気持ちをお礼として天に捧げる と私は考えているので、しめ縄についても実ったお米はありがたく人間が食し、証拠としての収穫後稲ワラを使って作るのがよいと思っています。

ですから、多少見かけは劣るものの、収穫後の本物の(マコモや青田刈りではない)稲ワラを使って、自然な姿に見えるしめ縄を作りたいのです。

しかし、今やろうと思ってもできないものはしょうがない。翌年以降の課題として持ち越すことにしました。

今期の収穫は、何がなぜできないかが分かったこと。木の板に突起を取り付けた補助道具(写真奥にあるヒモの乗った板)を作ったこと。

補助道具の使い方は、しめ縄の根元部分を突起の小柱にヒモで縛り付け、作業者は板の上に座って、しめ縄の小縄を捩じり締めながら手前へ手前へと縄を綯っていく というように使います。

この道具を使うことによって、両手、両足が自由になり(しめ縄を引っ張りつつ)力強く縄を綯っていくことができます。

私はまだこの補助道具を使いこなせていませんが、有効な道具だとの予感がありますので、
大雑把な仕様を記しておきます。

hojyogu

しめ縄作り補助道具


上写真が、突起取り付け部の上下写真です。

材料は、いずれも有り合わせの板材等で作りました(概略寸法です)。

板: 20 × 160 × 厚み 1.5 cm

角材: 10 cm角 × 長さ 20 cm
(ただし、6cmは角材のまま。他、5cm角小柱を残して切除)

木ネジ: 長さ 6.5cm

●変な格好の柱となりましたが、厚さ15mmの板にそれなりの太さのある柱(棒)を頑丈に取り付ける構造が思い浮かばなかったため、板に角材を木ネジで取り付け、角材を削って適当な小柱を作ることにしました。

 

インスタグラムに投稿しています

テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加