実りの秋が過ぎ、霜が降りる頃になって、やっと我が家の収穫祭の時期となりました。

今年も例年通りの、ささやかな、そしてほほえましいと笑われるほどの収穫祭です。

家庭菜園の野菜類は、カミさんが担当で年中作付けしては収穫しているので、収穫祭というような改まった気持ちにはなりませんが、ジサマの労働が直接関係している作物(?)は別です。

ユズもぎと柿もぎ、ジサマにとってはどちらも命がけ(おおげさな!)の大仕事となります。

経験のある方ならうなずいていただけると思うのですが・・・

ユズもぎは、トゲとの戦い。ユズの木はトゲだらけなのです。どういうわけか、ユズの実がなっているあたりはたくさんのトゲにガードされています。

トゲの先端は鋭く、長く、そして硬い。もしトゲが肌に刺さろうものなら、刺された跡が2,3日ピリピリと痛みます。もちろん大出血とはならないものの血が滲み出ます。

最近は皮手袋をはめて作業しているのですが、それでもトゲが刺さります。

作業は目の前のユズをもぐだけではなく、上下左右の、そして葉の奥のユズまでもぐので、手先、腕、足、お尻等、体中いたるところに刺し傷を作ってしまうのであります。

どうですか、多量出血の危険性もあるのですよ、恐ろしい作業でしょう。

柿もぎは、ご想像の通り、脚立に乗った高所作業となります。

初夏の頃、植え込み剪定作業の記事でグチったように、ちょっとした踏み台に乗ろうとしてさえ足を踏み外してひっくり返るのに、それより遥かに高い脚立に乗るのですよ。

脚立に乗ったまま転倒して複雑骨折したり、頭部を打って阿呆になったらどうするんですか!

これも、恐ろしい作業ですねえ。

こういう恐ろしい目にあいながら迎える収穫祭なので、喜びもひとしおなのであります。

sibori

ユズジュース製造工場


写真は、イテー思いをして収穫したユズからユズ汁を搾り出すジュース製造工場の風景です。

場所は、食卓のテーブルの上。採れたジュース量はご覧の通り、100%純度の天然ユズジュースが2リットルペットボトル1本半であります。

左端に写っているガラス瓶にはユズの種も入ってます。

この瓶では、今年初挑戦になりますが、ネットで好評のユズ化粧水を作るつもりです。このあと焼酎を入れて一週間ぐらい放置すると、古式ゆかしいお肌がスベスベになる化粧水ができるようです。

我が家には、高さ2mぐらいのユズの木が一本しかないのですが、それでも30kg用コメの紙袋に口切り一杯になるほど、たくさんのユズの実が採れました。

今年は不作だと思っていた割には、去年と同じぐらい実を付けてくれましたね。

これだけのユズジュースがあれば、焼酎を約一年間おいしく呑むことができます。ありがたいことです。

ユズジュースは、冷蔵庫に入れておけば保管が効きますよ。現に今焼酎に割っている残り少ないユズジュースは去年作ったジュースです。

それから、保管しておくとボトルの上部にオリのようなものが浮くという人がいますが、あれは、搾ったユズの皮に含まれている油分だそうですから、自分はボトルをよく振って混ぜてから使うようにしています。

オッ、旨そうだな、健康にもよさそうだな!と思った閲覧者様!

写真中央に写っている得体のしれない物体が、”木製ユズ搾り器の製作”として記事にまとめた自作品です。ご参考までにリンクを張っておきます。

今年のユズジュース収穫、万歳!

hosigaki

今年の干し柿


こちらは、今年の干し柿作りの風景(ピンボケ写真ですみません)。

例年は、スライス干し柿を作っていたのですが、今年はカミさんが柿を剥いてくれたので、丸干しの本格的な干し柿です。

柿の数は30個ぐらいかな、種類は干し柿として評判の良い大玉の蜂屋柿で、洗濯もの干し場と化した狭いテラスを奪い合い、防虫網まで掛けての衛生的な干し柿作りです。

2週間近く干したと思いますが、途中、連続6日間雨続きという悪天候に遭遇し、カビが生えないかと心配の毎日でした。

干しあがる頃にカミさんが2個ぐらい味見させてくれたものの、残りはラップにくるんで冷蔵庫(冷凍庫?)に入れられてしまいましたとさ。

お味の方は、品のある甘さで大変結構でございました。

今年は作らなかったのですが、ご参考までに記事”スライス干し柿の食感レポート”にもリンクを張っておきます。

今年の干し柿収穫、万歳!

*あのー、お育ちが分かってしまうので、あまりお値段はの方は書きたくないのですが、ビックリしたものですから・・・

道の駅奥久慈だいごで見た値段のこと。蜂谷柿の実(もぎたて)の数10~12個で¥1200! それが縄の輪に吊るした干し柿に仕上がっていると、¥2000を超える値段でした!!

**高価な柿です。無駄にしないように! 吊るす時にヘタに付いてる小枝が折れてしまったら、実に竹串や割りばしを通してヒモを固定しましょう:写真右上の柿がそれです。

あたしゃ、今まで蜂谷柿なんて渋柿だろ! って見向きもしなかったんですがねえ。

ところで、我が家の蜂谷柿は、今年は200個以上の実をつけていたんですよ。毎年いい働きをしてくれていたんですねえ。来年からはもう少し大事に手入れしてやらねばと思いましたよ。

<おまけ>

kaki575

フォト五七五


今年の干し柿写真を見て、いつかどこかで見た気がするなあ と思っていたら、思い出しました。

10年ぐらい前にも干し柿作りに挑戦していたのでした。多分その後続かなかったことを思えば、その時はうまく干し柿が作れなくて挫折したのでしょうねえ。

ハードディスクを引っ掻き回して出てきたのが、当時の柿を題材としたフォト五七五でした。

夫婦の会話:

カミさん「オトさん、七郎を食べたでしょ!」

私「ヘッ、???」

呆れた! うちのカミさん、数が少ないものだから、干し柿一つ一つに名前を付けて管理していましたよ。私がそろそろ食べごろだと思ってつまみ食いした柿が七郎だったのですね。

七郎がいなくなって、つまみ食いが見つかってしまった という訳です。

添付フォト五七五は、干し柿写真にその時の呆れた気持ちを添えた作品となりました(守れる→もれると読む)。

わずかばかりの柿を大切に世話しながら干し柿作りしている様を感じ取ってもらえたらうれしいですね。

フォト五七五は、作品にしたい写真に五七五の17文字を書き込むだけです。俳句と違って季語を入れるなどのルールはありません。

アルバムの写真にいたずら書きする感覚で、気ままに五七五の文字を書き込めば良いのです。

PCやスマホをお持ちでしたら、文字が書き込める写真編集アプリをインストールして、フォト五七五遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

面白いですよ。

 

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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。

 

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