グータラのんべえオヤジ(爺)も年の瀬を迎え、そろそろお尻に火が付き出しました。
こう見えても、一応家長ですからねえ。家族・一族の繁栄を願っていますよ。
ワラ細工修行を始めてから縁起物のしめ縄は自分自身で作るようにしています。
くる年への想いを込めて、「家内安全」(災いやもめごとに遭わないように)・「無病息災」(健康で長生き、子孫が繁栄するように)・「商売繁盛」(その日その日の生活に困らないように)を念じつつ作っています。
で、家庭用神棚に飾るので、例年ゴボウ締めのしめ縄を作ってはいたのですが、自分の感性では左右対称形の、よく神社の鳥居や拝殿に飾ってある縄の中央が太った”鼓銅注連(つつみどうじめ)”の方が美しいなあと思っていました。
神様の住まいであるお社の格式が高いところでないと鼓銅注連は飾れないんだと思い込んでいました。
でも、そういうことはないとだんだん分かってきたので、来春はゴボウ締めを卒業して鼓銅注連をお飾りしようということになったという次第であります。
この写真は、今日現在の我が家の神棚です。天照皇大神をお祀りしております。
去年の今頃作った立派なゴボウ締めが飾ってありますね。エヘン!
出来合いのゴボウ締めとは異なって、どなたからも上手な出来ばえとは褒めていただけないでしょうが、いや、この無骨な味わいがいいのです!
まさに、田舎爺の作った手作りの味ですぞ。そんじょ、そこらでは手に入りませんぞ(自己満足)
神棚幅は俗にいう3尺。3尺幅に納められる鼓銅注連は作れるのでしょうか。
それ以前に鼓銅注連の作り方を知らないので、作り方から勉強しなければならないんですけどね。
窮すれば通ず、便利な世の中です。先輩が作り方を説明下さってます。しかも動画(ユーチューブ)ですからよく分かります。
次のキーワードでグーグル検索してみて下さい。河浦まちづくり協議会 様、情報公開ありがとうございました。
”ユーチューブ 平成29年度 河浦町文化祭 しめ縄講習会”
動画では、仕上がったしめ縄の正確な寸法が分かりません。小さく見積もっても4尺長ぐらいには見えてしまうんですよねえ。
我が家に保存してあるワラは、”コシヒカリ”や”マンゲツ”という品種の稲ワラなので、
70、80cmぐらいの長さです。
さあ、このワラで3尺の鼓銅注連が作れるでしょうか。
動画を教材として観照する時は、「フーン」とか「へー」とかいう感覚で見ていてはだめですよ。
今回の場合は、手つき、足つき、右に捩じるか、左に捩じるか、何回転撚ってからワラを足したか 等、先生の一挙手一投足を見逃さないようにメモを取りながら観察します。
先生の動作を自分自身の肌感覚に写し取らなければなりません。
動画通り、見よう見まねの撚り回数、ワラ継ぎ足し回数、中子の大きさ、で一通りの作業を終えてみました。
一番心配だったしめ縄の長さ、OKでした!!
穂先のふくらみの中心部付近の根元からの長さは90cm、ドンピシャでした!
うれしくなって、だれさん家の分、かれさん家の分と3本も作ってしまいましたよ。
ただし、カミさんの実家の神棚はデカイので、(鼓銅注連の長さを調節して作る技量はまだないので)今まで通りゴボウ締めで作りました。
今年(今回)は試行でしたが、うまく作れると分かったので、来年はきちんとワラ拵え(わらごしらえ)をした材料で作ることにします。そうすればもう少しきれいなしめ縄が作れると思います。
今まで3尺ゴボウ締めは両手、両足のみを使って作っていましたが、もう一本手足が欲しくなる場面が多々ありました。
鼓銅注連では更なる手さばきが必要になるので、板に突起をつけた補助道具を使いました。これがあると両手の自由度が上がるので便利です。
補助道具の作り方は、”我が家における師走の風物史”の記事の末尾で紹介しています。
それから、”牛蒡(ごぼう)締め作りに挑戦”に多少のウンチクを書いています。
興味がおありでしたら、ご覧ください。
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テーマがなく節操のない写真集ですが、お時間がありましたら覗いていただけるとうれしいです。
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