けだしの遊び方

石けり遊びです。

いくつかあった石けり遊びの総称を「けだし」といったか、小石のかわりにガラス石が売っていて、これの名前が「けだし」だったか、よく思い出せません。

まあ、この記事を読んでけだしに詳しい人がいたら、あとで訂正してくれるでしょう(笑)。ここでは、図に示したような4升目の石けり遊びを、けだしと呼んで説明することにします。

けだしは、1升の寸法が縦横1~1.2メートルぐらいの寸法なので、5,6メートル四方ぐらいのスペースがとれる広場、庭で遊びます。

とっつあんの時代は、庭にろう石(白墨ではないぞ)で白い線を引いて升目を描きました。けだしには段位(テレビゲームのステージと思ってください)があって、だれが一番速く7段を合格するか競います。

各段に合格するか、もしくは途中でミス(進める手順を間違うか、小石が升目から飛び出る、または線に乗る)をすると相手と交代になります。

図に示したコート(升目)の説明をします。(1)~(6)の番号の付いた4つの升目の一つの寸法は、先に書いたとおりだいたい縦横1~1.2メートルぐらいです。

(0)で示した下駄箱の縦は約50cmぐらいです。(7)は山ですが、人が立てる程度の広さがあれば形は好みでOKです。

また、(1)~(7)は小石を進める順番を示しており、足のマークは両足で立てる升目と、片足で立たなければならない升目を示しています。

では、1段位から7段位までの挑戦の仕方を説明します。いいですか、進み方を間違えたり、線を踏んでしまったり、小石が升目から飛び出したり、線の上に止まったらアウトとなり、次の人と交代ですよ。

アウトとなったら、次の自分の順番の時は失敗した段位に再挑戦となります。
説明がちょっと長くなりますので、コートの図を白紙に写し、番号順に動きを追って覚えて下さい。

1段位に挑戦

  1. 下駄箱(0)に小石を持って立つ。
  2. 小石を(1)の升目に投げ入れる。
  3. (1)の升目に飛び入るようにして、片足で立つ(バランスを崩して片足でケンケンするのはOK)。
  4. 立っている片足で、(2)の升目に入るように小石をける。
  5. (2)の升目に飛び入るようにして、両足で立つ。
  6. (2)の升目では両足で立って動いていいので、きき足で(3)の升目に入るように小石をける。
  7. (3)の升目に飛び入るようにして、片足で立つ。
  8. 立っている片足で、(4)の升目に入るように小石をける。
  9. (4)の升目に飛び入るようにして、両足で立つ。
  10. (4)の升目では両足で立って動いていいので、きき足で(5)の升目に入るように小石をける。
  11. (5)の升目に飛び入るようにして、片足で立つ。
  12. 立っている片足で、(6)の升目に入るように小石をける。
  13. 飛び入るようにして、左足は(4)の升目に、右足は(2)の升目に着地して両足で立つ。
  14. きき足を持ち上げて(6)の升目にある小石を(7)の山内に入るようにけると同時に、反対の足を上げて、(6)の升目の中で片足立ちになる。
  15. 次に(6)の升目から片足でジャンプして(7)の山内に両足着地する。この時片足を先に着地して、あとからもう片方の足を線を踏まないようにゆっくり着地してもよい。
  16. 次に山内にある小石を片手で拾い上げ、片方の足の甲(靴ひものあたりで小石が安定するように)に乗せる。
  17. 小石が自分の肩の高さに浮くような力加減で、足で小石を放り上げる。放り上げた足は、線を踏まないように着地する。小石が宙に浮いている内に小石を片手でつかむ。
  18. 小石を片手に持ったまま、逆足順で下駄箱(0)まで戻るが、まず、両足で立っている山から、体をかえし、ジャンプして(6)の升目に片足立ち[ケン]。
  19. 次は、(2)と(4)の升目に片足づつ置いて両足立ち[パタ]。(5)は[ケン]、(4)[パタ]、(3)[ケン]、(2)[パタ]、(1)[ケン]、(0)[パタ]

の足順で下駄箱に戻り完了です。(0)の下駄箱升目では、(1)との線以外は踏んでもOKで、アウトにはなりません。

このようにして、失敗なく下駄箱まで戻れれば、あなたは1段合格です。今度は次の人が挑戦しますので、あなたは少し休んでいて下さい。

2段位に挑戦

さあ、またあなたの順番となりました。今度は2段位に挑戦です。

  1. 下駄箱(0)に小石を持って立つ。
  2. 小石を(2)の升目に投げ入れる。
  3. (1)の升目を[ケン]、(2)の升目に[パタ]と入る。

次からの手順は前に書いた6番目からの手順と一緒です。(0)の下駄箱まで無事戻れたら2段も合格です。

3段位に挑戦

3段位へ挑戦は、(0)の下駄箱から、(3)の升目に小石を投げ入れるところから始まります。

(0)の下駄箱からの進み方は説明しなくても同じですから分かりますよね?6段位までの挑戦の仕方も同じですから説明不要ですよね?

7段位については、山は(0)の下駄箱から遠くて、隙間が狭いので投げ入れるのが難しいですから頑張ってくださいと応援する以外は、これまた進め方は一緒です。

あなたが友達の中で一番早く7段に合格すれば、あなたが優勝です! おめでとう!

先日なにげなく駄菓子やさんを覗いたら、ガラスのけだしが売っていました。「オオ、なつかしい!」年甲斐もなく買ってしまったとっつあんでした(上写真の右)。

実際の遊びでは、ガラスのけだしでなくても、「水切り」の写真のような平らな小石でOKです。各自、自分の気に入ったマイ小石を見つけて遊んでください。

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