ベーゴマの遊び方









いやー驚いた、家の近くのおもちゃ屋さんでベーゴマが売っていました[写真1]。これは当然買いでしょう(笑)。

ベーゴマは鋳物でできている鉄のコマで、床(トコと読む)の中で回し、はじき出しあって勝負する遊びです。

ひも

ベーゴマを回すにはひもが必要です。ベーゴマ用のひもとして売っていますが、自分で作ることもできます。

ひもの端から3~4cm離して結び目を1つ作り、さらに1cmぐらい離してもう1つ結び目を作ります[写真2,3]。ひもの別の端にも、ほどけないように結び目を作っておくとよいでしょう。

床は、漬物たるや味噌たるの上にシート、または雨合羽の上着をかけて作り、シートの中央部が少しへこむ程度に周りをロープでたるにしばります。

ここで、シートとはトラックの荷台にかけるようなシート、つまりゴム引きの布地でできているようなシート、雨合羽も同じような材質のものが適しています。ベーゴマは布地側で回します。

当時使った物と同じような物が見当たらなかったので、プラスチックのおけと新聞紙で代用し写真を撮りました[写真7]。

雰囲気は伝わったでしょうか? プラスチックのおけの直径は50cmですが、小さく感じたので当時は直径60~80cmぐらいのたるで床を作ったのだと思います。

ひもの巻き方

ベーゴマの先端をまたぐように、ひもの2つの結び目をかけます[写真4]。

この時、反対側ではひもの端を上から押さえつけるようにひもを巻いて先端側へ戻ります[写真5]。

あとは2つの結び目を芯にひもを巻けば完了です[写真6]。

勝負!

基本は2人で勝負です。お互いに同じぐらいのタイミングでベーゴマを回して勝負します。

回し方は感覚的なものがあるのでうまく伝えられないかもしれません。まず、ベーゴマに巻いたひもがゆるまないようにして、巻いた残りのひもを小指、手首等に巻いて止めます。

写真7を見て想像できるような姿勢をとり、ひじを中心に腕を前後にふって、腕が伸びきったあたりでベーゴマを離し、ベーゴマが空中に止まっているぐらいの力加減でひもだけ引く、といった感覚でベーゴマを床の中へ投げ入れます。

2人ともうまくベーゴマを回せると、ベーゴマは回りながらだんだんに中心のへこみに寄ってきます[写真8]。

そうすると2人のベーゴマはぶつかってはじき合います。はじき合った結果、片方のベーゴマが床の外にはじき出されたら、床の中に残ったベーゴマの持ち主がはじき出されたベーゴマをもらうことができます。

回転中心の狂ったベーゴマは床の中で暴れまわります。この場合でも一旦床の中で2つのベーゴマが回り、2つのベーゴマがはじき合った結果、片方のベーゴマが床の外に出てしまい、もう片方のベーゴマも外へ飛び出しそうになった場合、まだ床の中にいる間に手で押さえて止めれば勝負成立です。

もちろん両方のベーゴマとも床の外に出てしまったら引き分けです。

それから、勝負をする時、片方の人のベーゴマは床の中でうまく回ったが、もう片方の人が回せなかったら勝負なしです。

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